僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

センベイの数だけ幸せがある

2010年01月28日 | ニュース・時事

最近のCMで、「センベイの数だけ幸せがある~」と歌っているのがある。
どこかのおセンベイの宣伝だ。

しかしなぁ…
これって、どこかで聞いたセリフだ。むかし、そういう歌があった。
あ~ん、何だっけなぁ…? 記憶の糸をたぐる。

お、そうだ、森進一が歌っていた演歌の「酒場舟」なんだよ。

 ♪ 女の数だけ幸せがある~
   女の数だけ涙がある~

そんな歌詞だったかな~。
…か、どうか曖昧なので、ネットで「酒場舟」の歌詞を調べてみた(僕もヒマだ)。

1980年というから、30年前の歌だ。
それほどヒットした歌でもなかったように思う。

歌詞は、少し(…というか、だいぶ)記憶違いのところがあった。 

正しくは次のとおり。「酒場舟」のそれぞれの後半部分です。

1番
  ♪ 男の数だけふるさとがある
    男の数だけ初恋がある
    ヤレヤ エンヤラ 酒場舟

2番
  ♪ 女の数だけふるさとがある
    女の数だけ悲しみがある
    ヤレヤ エンヤラ 酒場舟

3番
  ♪ 夜明けの数だけ思い出がある
    夜明けの数だけ安らぎがある
    ヤレヤ エンヤラ 酒場舟

とまあ、こんな具合です。

センベイの数だけ幸せがある~は、このパクリ…じゃ~なくて、パロディなんだろ。

それとも、こういう歌があったとは知らずに、CM作者はこれを作ったのか?
そんなことは、ないだろうね。 メロディも同じだもん。

でもまあ、ナントカの数だけナントカがある~ というのはいかにもノリがいいし、
またどんなCMにでも使えそうで、これをパロった人は、やっぱり、プロだ。

まあ、これに限らず、近頃のCMは、バックに懐かしい曲が流れることが多い。

はぁ~? どこかで聞いたな、この曲…って感じである。

この間は、ザ・ピーナッツの曲が流れていた。
今の若い人、ザ・ピーナッツを知ってんのか…?

しかし、考えてみれば、CMは若い人だけを対象にしているわけではない。
どちらかと言えば、中高年のほうが、モノを沢山買う、いいお客さんであろう。
だったら、むかし流行った曲を流すと、インパクトも強くなる…ってところか。

CMは、一瞬、一瞬が勝負である。

瞬間的に商品をテレビ視聴者に刷り込むには、原体験に訴えかけるのが効果的…
そういうデータがあるのだそうだ。

特に中高年は、過去のことにドキドキすることが多いそうである。
懐かしい曲を聴くと、若い頃の自分を思い出して、脳が気持ちよくなるらしい。
言われてみれば、自分もその傾向が強い。

そして、テレビのそのCMに目が行き、商品が刷り込まれる…

それが、CMに懐メロが使われることが多くなった理由だとか。

なるほどなぁ。 

「センベイの数だけ幸せがある~」を聴きながら、大いに感心する僕である。

しかし、…そのセンベイが、いったい何のセンベイのCMなのかわからない。
見ても聴いても、すぐに忘れてしまう。

このごろ、物忘れが激しい。 

  男の数だけ物忘れがある~ 
  ヤレヤ エンヤラ 酒場舟    ♪  

やっぱり、ヒマか、僕は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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