僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

村上春樹と耳鳴りと腰痛

2009年06月11日 | 心と体と健康と

今日もこんなタイトルですが、「村上春樹」と「耳鳴り・腰痛」とは何の因果関係もありません。念のため。
(昨日、村上春樹の題名をつけただけでアクセス数が急増したので、また試してみたいと思いまして。物好きです、僕も)

 

昨日、2ヶ月ぶりに大手前病院へ行った。

耳鳴りの治療(経過観察というか、カウンセリングのようなもの)であるが、最近はあまり変化がないので、先生に報告することも多くない。でも、変化がないからいい、というものでもない。このジーンジーンと、1日24時間、1秒も鳴り止むことのない耳鳴りというのは、言葉に言い表せない苦痛がある。鳴り止んでくれたらいいのだが、鳴り止む気配はまったくない。それを「変化がない」と表現するだけで、順調な経過ということではない。だから、あとは自分でどう気持の整理をつけて耳鳴りと付き合っていくかが大事なのだ。

耳鳴りは、気にすればするほど頭の中で大きく響き、果てしない地獄の淵へ追いやられる。だから、気にしてはいけない。そのために、それがなるべく気にならないように、毎日どういう生活を送るか…というのが大事なことで、大手前病院でも、主にそういうことを先生と話し合うのである。

前回は退職直後に行ったので、「英語会話スクールへ通います」と言った。
「私も英語を習いたいと思ってるんです」とその時、先生が興味を示された。

昨日はその前回の会話の続きをしたのだけれど、
「英語、どうですか。もう話せるようになりましたか?」と先生。
「いや~、まだまだです。でも、イヤホーンで英語を聞くのに集中すると、耳鳴りも一時忘れますね~」と言うと、「なるほどね~」とおっしゃっていた。

まあ、他愛もない話かも知れないが、こういう会話が、わりに大切なのであって、耳鳴りも脳と密接につながっており、うつ病や自律神経失調のような要素を多分に含んでいるので、気持の持ち方が大切で、生活もなるべくリズミカルに展開していくように努力しなければならない。

次回の来院は、また2ヵ月後ということになった。

診察前に、久しぶりに、yukariさんとお母さんにお会いした。
しばらく待合室で話したが、お母さんのお話をお聞きすると、yukariさんも非常に几帳面な性格でいらっしゃるようで、そういうきちんとした性格が、耳鳴りを発症させたのかも知れないなぁ…と思ったりした。その点、僕は几帳面からはほど遠い人間だから、耳鳴りなんかならないはずだが、心の深層までは、自分でも見きわめることはむつかしい。

診察のとき、先生に、「僕もうつ病や自律神経失調の傾向があるのかも…」と言ってみたら、「いやぁ、そういうタイプじゃありませんよね」とのお返事。
ま、いいか。

帰途、阿倍野の旭屋書店に寄った。
大きな書店だが、あちらこちらに、

村上春樹の「1Q84」は、12日に入荷の予定でございます

という立て札が置かれていた。
まだ入っていないのか…。
 

ところで、一昨日から腰痛が激しくなり、腰をコルセットで固定している。
もう何年も腰痛には悩まされているが、程度は一定していて、ジョギングしてもそれ以上は悪くならなかった。しかし、一昨日の朝、起きようとしたら腰がガクガクして、上半身と下半身が別物のような違和感を覚えた。そろりと立ち上がり、ゆっくり身体を動かして、体があたたまるとようやく普通に近い動きができるようになる…という症状だ。

4月から通っている英会話スクールでは、授業の最初に講師の女性が、僕たちに「ハワユー?」と聞き、それに対して「グッド」とか「ファイン」とか「ノット・バァッド」とか返事し、ここ数日の近況を、ひとりずつ英語で報告する…というのが約束事になっている。
しかし一昨日は、僕は講師の「ハー・ワー・ユー」の問いに対して、悲しいが「バァッド」と答えなければならなかったのである。

「バァッド? ホワイ?」と講師が目を丸くして驚いた。僕は、
「アイ・ハブ・ア…、アイ・ハブ・ア… え~っと腰痛…、あのぉ、腰痛って英語でなんて言うんですか?」
講師は「オー! オケー」と言って、ホワイトボードに、

 backache と書いた。腰痛は英語でバックエイクと言うのだそうである。

僕は、改めて「アイ・ハブ・ア・バックエイク」と「近況報告」をした。

先週は岐阜県・大垣市(のこたんさんが住んでおられるところ)にある芭蕉の『奥のほそみち結びの地』へ行った話をし、その前は、伊勢志摩スペイン村へ行った話をし、ずっと楽しい近況報告してきたけれど、一昨日は「バックエイク」の報告になってしまった。とほほ。

その腰痛のことだが、書店で村上春樹の本がまだ入荷していなかったので、僕は家庭医学書のコーナーへ回った。腰痛の本を探すためである。メル友さんのじゃいさんが紹介してくれた「腰痛は脳の勘違いだった 痛みのループからの脱出」という本を探した。しかし残念なことに、その本は置いていなかった。

それにしても、その本は、興味深いタイトルである。
腰痛も脳から来る…?
ふ~む。考えられないことではない。
重いものを持たなくても、腰痛になる人は大勢いる。
中には、ストレスなど、精神的な面から腰痛を引き起こす人もいるそうだ。

…ということは、脳の働きによって腰痛も良くなったり悪くなったりする場合があるわけで、その真相を究明すれば、僕が抱えている耳鳴り、腰痛、不整脈という「三大やっかい症状」は、すべて精神的なものが作用しているという結論にも達するかも…、かも…、かも…しれないのであ~る。

…とすると、精神力を鍛えたりリラックスするコツを体得すると、「三大やっかい症状」も改善されるかもなぁ。

腰痛の本の横に、「自律神経訓練法」なんていう本が並んでいた。
こんなのを買って、やってみたほうがいいのかなぁ。

でも、昨日は、yukariさんやお母さんから
「のんさんは、気持が強いから…」と言っていただいたし、
大手前病院の先生からも、
「うつや自律神経失調という感じではありませんよ」と言っていただいた。

これはまあ、うれしいお言葉である。

それを思い出したので、「まあ、やめとこう。考え過ぎもよくないしなぁ」と、自律神経の本も買わず、結局書店では、それらと何の関係もない本…「名作映画で英会話シリーズ アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』」という、映画のシナリオとDCDがセットになったものを買って、家に帰ったのである。

「1Q84」と「腰痛は脳の勘違いだった」は、また次の機会にしよう。



*あとがき 長い間パソコンの前に座っていると、ますます腰が痛い。 
      パソコンの置き場所を変えて、立って打つとまだマシなので、
      しばらくはそうすることにします。足がだるいですけど…。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (15)
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