めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

人の心を踏みにじる悪行

2017-12-04 21:23:25 | 災害

嫌な不安が的中してしまいました。
最近漂着する北朝鮮籍の漁船に乗った人達が、
単に、漁をしながら、天候異変で漂着したと思いきや
密入国により、各地の漁村等の生活物資を盗んでいたり
破壊している事実が判明して来ました。

貧しくて、少しでも多く漁をしようと、専管水域近くに
航行してきて、たまたま日本に漂着したと思いきや、
しっかりとした目的を持って、上陸している事が
解って来ました。
この事は、かつて、多くの人を拉致した時と同じく、
日本国民に深い悲しみを抱かせる事と成り、ただでさえ
ミサイル実験で苛立たたしい思いをしている日本国民が
一般庶民に対する感覚まで否定的に考える様に成ってしまう
可能性が有ります。

この事は、実は、戦争以上に国民感情を悪くする原因となり
例え戦争と成らなくとも、多くの日本人が、北朝鮮の人達を
敵対視する可能性が高いのです。
ぼろぼろの小舟で漂着した人たちに、近くの日本人は
人道的立場で好意を持って接してきました。
しかしながら、その思いを踏みにじる行為は、日本国民全体に
大きなしこりを作る事になるのです。

一部の独裁者たちに操られて、仕方なしに彼らの言う通り
世界中に挑発的な態度を示していると思っている日本人が
かなりいて、独裁者がいなければ、きっといい国になるのでは
との期待が打ち砕かれた事と成るのです。

私たち日本人は、基本的に誰もが、困っている人には
無償で手を差し伸べるのが普通です。
街で財布を落としても、殆ど何も取られないで戻ってくるのが
普通なのですが、諸外国の人からすると信じられないと
口をそろえて言います。

つまり、日本人は、信頼関係の下で社会を作っているのです。
その信頼を裏切る行為は、日本人全体に対する冒とくであり
戦線布告以上に、未来に渡って深いしこりを残すのです。
傷ついて、やっとの思いで流れ着いたと思い、漁民総出で
彼らを助けたのに、蓋を開ければ、泥棒だったとは、
余りにもショックと言えます。

たまたま、一部の漂着者達が、そうであったのかもしれませんが、
もし、日本全国の海岸に漂着する北朝鮮の人達が、私達が想像する
不幸に見舞われた人たちでなく、何だかの使命を持って日本に
密入国をしようとしているのなら、日本人の国民感情は、
これまでにない程悪くなり、戦争以上に敵対する関係に
成ってしまうかもしれません。

今の緊迫した状況は、良かれ悪しかれ、そんなに何年も続くとは
思われません。
悪い方に向かい、戦争となるかも知れません。
また、話し合いが上手く行って、戦争と成らないかもしれません。
しかし、国と国との信頼関係は、どちらにしても失われ
遠い未来までも、悪影響を及ぼすかもしれないのです。

人の恩情に付け込んで騙す様な卑怯なやり方は、
真面目で人を信頼する日本人にとって一番嫌いなやり方です。
それこそ、北朝鮮民族は、それ程までして、人の物を欲しがる
ゲスな民族なのでしょうか。
例え、世界中を震い上がらせる兵器を作ったとしても、
世界中の人々に信頼されなければ、国としても成り立たず、
いずれ国家としては崩壊するのが筋と言えます。

今や、北朝鮮だけでなく、世界中で、飢えで苦しむ国が有ります。
多くの人が餓死し、国民所得も低く、地獄のような生活を
強いられている国は少なくありません。
しかし、どんなに苦しくとも、国民としての魂を売ってしまったり
人の物に手を付ける様では、誰も助けてはくれません。
人間として生きるとは、人の信頼を如何に得るかと言えます。
自分の欲望しか考えられない人や国は、いずれ滅ぼされるのが
当たり前と言えます。

例え、世界を震いあがらせる兵器を作ったとしても、
人としての価値が無ければ、単なる、野獣と同じです。
世界の中の一つの国として認められるには、国民も国も
世界中から受け入れられるための努力をする必要が有ります。
武力で持って人々を制圧しようとすれば、いずれ武力で
押さえつけられ、惨めな道を辿るのが世の常と言えます。

それにしても、一国のリーダーによって、国民は幸せにも
不幸にもなるものです。
国の政を司る人達だけでなく、社会経済を担ている人達が
国民全体の利益を考えなく成れば、これ程にも国民は
苦しい思いを抱き、生きるために人として行ってはならない
蛮行を行ってしまうのです。

この事は、決して他山の石として、他人事の様に思っていると

いつの間にか、日本も泥沼に落ちてしまうかも知れません。
日本のリーダー達も、経済的豊かで便利な世界で胡坐を
かいているようでは、我が国の将来は決して安穏とした
日々を期待する事は出来ないのです。



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