めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

父の転院と妻の予想できない行動

2014-09-19 13:53:41 | 家族

妻が疲れ果てて夜行バスで帰ってきました。
私の田舎に行き、父の転院を手伝って来ました。
私は仕事が忙しく、いつも妻が代わりに出かけるのですが、
今回は二日ほどで帰ってきたにもかかわらず、かなりの
疲労が身体全体から感じられました。

転院といっても、隣にできた同じ病院の一室に移るだけで

スタッフも一緒に手伝ってくれるので、大したことはありません。
しかし、今回は、空いた時間に、父が趣味で作っていた畑を
1人で耕したようです。

何しろ、ほとんど都会にいる事も有って、最近、猫の額の様な

我が家の庭の除草をしたぐらいです。
その、十倍以上の畑を、何を考えたか、一人で手を入れたのです。
この夏、父の具合が悪くなり、春から夏にかけては野菜も雑草も
伸び放題です。

一番の問題は、畑全体を覆ってしまったカボチャのツルでした。
クモの巣の様に張り巡らされた太いツルは、大人の親指よりも太く
私も、夏に、剪定バサミで切ろうとして諦めたほどです。
しかし、やり始めたら止まらないのが私の妻のこわい所です。
夏には大きな蜂の巣を自分で捕って自慢げにスマホに載せた程です。

でも、やはり、その大変さは自らが身体で感じたようです。

帰って来た時の姿は、まるで、日本中を放浪して来た様でした。
座ったらテコでも動かないと言った状態で、大きな袋を左右に
ドント置いたまま何もしゃべりません。

しばらくして落ち着いたのか、おもむろに、黒い大きな袋に

手を突っ込むと、何やら大きな大根の様なものを出してきました。
私が寛いでいるリビングまで持ってくると、それは、市販の物より
断然大きくて太いゴーヤでした。
我が家でも、この夏、幾つかのゴーヤが生りましたが、
これは、これはまさにジャイアントの大きさでした。

そして、妻は片手で握って私の前に突き出しました。

そう、それは、夏の日に、あの危険な蜂の巣を片手に持って
自慢げに鼻を高くしているあのスマホの写真と同じでした。