めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

不可解な妻の実体

2014-09-08 16:04:56 | 伝染病

昨日、朝早く起きて何気なく庭を覗いていると、余り気にはしてなかったのですが、
一連のデング熱の報道に、膝の高さほど生い茂った夏草に目が止まりました。

我が家と代々木公園までは、直線距離にして約5km、彼らにしてみれば一っ飛びです。
蚊の行動半径は半径数十mなんで、もう誰も信じていません。

先ず、ハエ蚊用のスプレーを取り出して、庭中を汲まなく噴霧します。
刺されない様に長ズボンと長袖シャツを身に着け、蚊がとまる猶予を与えない様に
手足をばたつかせながら、粗大ゴミの隙間から、倉庫の下まで、敵の姿は見えずとも
スプレー缶の半分を使う程の勢いです。
どうにか10分程で終了。

朝からのひと仕事の後、ゆっくりと大好きなコーヒーで寛いでいると、
何やら太ももの裏に違和感が有ります。
触ってみると少し膨らんでいます。指先で少し触っていると、次第に猛烈な痒みが、、、!
あんなにスプレーをかけたのに、いつの間にか刺されています。
しまった!  やられてしまったか、、!?

もしや、いや、そんなことは無い、万全の注意を払って対処したはずです。
夏場に庭の粗大ごみを片付けている時、5~6ヶ所刺された時でも、赤くはれた両足に
何も騒ぐことは無かったのに。
もしかしたらー、もしかしたらーと私が騒いでいると、妻が冷たく、当ったら良いのにね、と
冗談半分に笑っていました。

人の気も知らないで、と思いながら朝の番組を見ていると、40分ほどして妻の声が、
終わったよー!!
声の方に行ってみると、あんなにうっそうと茂っていた庭の雑草が見事に刈られています。
妻は短パンでノースリーブ、でも、一か所も刺されていません。
何事も無かった様に道具を片付けると、次には忙しく洗濯物を干しています。

一通り朝の仕事が終わると、妻もコップ片手にリビングで寛ぎます。
私の顔を見るなり、今日はよく頑張ったねー! やればできるじゃん!!、と
笑顔で私の顔を覗き込みます。
スプレー片手に朝から家族の為に危険な蚊の退治に頑張ったのに、
一体あれはなんだったのだろう。

そう言えば、先月妻が私の田舎に用事で行った時、母が大きな蜂の巣が二階の窓際に在って、
恐ろしくてベランダに出られないと言っていましたが、次の日、大きな巣を片手に満面の笑みで
写っているスマホの妻の写真に愕然としたものです。

確かあの時、妻に、帰ったら業者に頼むか市の駆除をしてくれる科に連絡するよう言ったはずでした。
本当に向こう見ずというか、怖い物知らずと言うか、妻の行動には、今まで何度も驚かされて来ました。

でも、家にセミやトンボや蝶々が飛び込んで来ると、大騒ぎして逃げ回ります。
結婚してもう30年を過ぎました。
しかしながら、妻の実体は今だ理解できません。