めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

人類滅亡は映画の世界!?

2014-06-12 14:58:44 | 環境問題

過去100年の間にどれだけ多くの種が絶滅したでしょう。
私達は自分たちの生活を豊かにする為、地球の様々な自然を破壊し
自分たちに都合の良い環境に作り変えてきました。

その結果、地球は人類で溢れ、その頂点に立った私達は

生命を維持する為にあらゆる地球資源を搾取してきました。

とは言うものの、今や世界中は環境汚染や食料不足で苦しんでいます。

あらゆる生命の頂点に立ったと言え、私達も動物の一つには変わりなく、
生きて行くには他の生物から命を頂かなければなりません。

自分たちの生活を維持発展させるた為に、地球上の食物連鎖のバランスを

人類仕様変えた結果、様々な問題が出てきたのです。
今や爆発的に増えた人類の食料確保の為に、地球上のあらゆる食料が
人間の為に流れる様になりました。

微生物から高等動物までバランスよく食物連鎖が行なわれていたのに

食料の流れが人類への一方的なものと成ったため、あらゆる生物間で
命のやり取りの不具合が生じてきました。

それまで、大きな生物を生かすには、その下にその何百倍もの生物が

更にはその生物をを育てる天文学的数の生物が更なる下に生きていく
生命のピラミッドが必要でした。
しかし、人類はそのシステムを人為的にもっと効率よく作りあげる事により
大量生産を実現しました。
つまり、食物バランスが無くても、最終的な食料を手に入れる様にしたのです。

この事により、自然界で生産される食料よりはるかに膨大な食料が手に入り

人類の増殖と発展となったのです。
しかし、これ程にも人口が増加してしまうと、人間の努力も限界を迎えます。
世界中の環境汚染と共に、食料不足が深刻化して、今や、先進国でさえ
自国の食料確保に躍起になっています。

汚染された海や川からは食料となる漁業生産物が激減し、化学肥料で

痛めつけられた大地からは豊かな作物が望めず、多くの国で田畑が荒れ
砂漠化しているのが現状です

不況が長引き、収入が得られなくて生活必需品が手に入れられなくなると
心配する方々が多くいますが、これから先、たとえ収入が増えたとしても
肝心の生きていくための食料が流通してこない時代が来るかも知れません。

現在の世界の国々の一番の問題は、資源の枯渇と食料の枯渇です。

あらゆる国家間のトラブルの原因はこの二つが上げられます。
この問題は太古の昔からあったものですが、現代の問題は
人類存亡の危機ともなりかねない程の大問題なのです。

食料が無ければ海外から輸入して需要を賄ってきた我が国も

輸入していた国自体が輸出するだけの余裕がなくなっている事により
我が国の食料自給率の低さをあらためて考えざるをえなくなっているのです。

戦争当時、配給という制度があり、我国民は食の苦しみを味わって来ました。

でも、こんなに近代化して豊かな生活をしている様に見えても
世の中の流れで、あっという間に食糧難で苦しむ国になる可能性もあります。

所得格差が増々広がる日本において、ほんのごく一部の方々は

そんな危機も乗り越えられるかもしれませんが、多くの国民は
飢えの苦しみを味合わなければならないかも知れません。

世界の不況は経済の問題とかんがえがちですが、
歴史的に見たり、生物としての人類の生きてきた過程を見てみると
地球という生命の泉の中で、人類が生物であることを忘れ
自分たちの欲望のままに生きてきた結果ともいえるのです。
自らが破壊した自然のサイクルで絶滅の日を迎えない様に
人間も生物の一つとして自然法則に従って生きて行く術を
考えていく時期がやって来ているのではないでしょうか。