めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

開花宣言

2014-03-26 15:45:58 | お花見

待ちに待った桜の花が、今やいっせいに咲きそうな
ピンクの蕾の中に、一つ二つ咲き始めました。
ここ数日の暖かい陽気に答えるかのように、
恥ずかしげに小さな花弁を風に震わせています。

一週間もすれば、あっと言う間にピンクのベールが
川面を包み、多くの花見客を楽しませます。
毎年ながら、我々日本人は桜に様々な思いを抱き
春の訪れの喜びだけでない、新たなる夢を膨らませます。
ちょうど卒業就職の時期に重なり、ある意味、人生の
節目を感じる門出の花でもあります。

数週間前までは、黒い桜の枝に、ポツリポツリと小さな
豆粒の様な蕾が寒さに耐えていましたが、今日の桜並木は
すでに満開の姿を予想される淡いピンクの蕾に包まれ
その日がもうすぐやって来ることを期待させます。

この時期、桜のみならず、春の花が一斉に花開き
公園の花壇は一気に華やいで来ました。
とは言え、困った事に、重なる様に今や杉やヒノキの花粉が
ピークを迎えているのです。
都内の花粉飛散量は、今週が最悪の飛散と予想され、
私のみならず、周囲の苦しみはいかんともしがたい状態です。

今日、出勤してくる時に、私の乗った車両で、マスクをしている
いわゆる花粉症と思われる方々は、半数近くになっていました。
病に伏してしまう程の病気ではなく、マスクをしたり薬を飲んだり
各自で対策を行なえば生活はできるのですが、
これだけ、国民に蔓延していると、少なくとも仕事の効率は下がり、
生活の意欲がそがれてしまうのは事実です。

入院したり、命に関わらない事が帰って災いし、
こんなにも患者が毎年出ているのに、公的な対策が行なわれず、
その治療に使われる費用も国民にとって大きな負担となっています。
成人病対策などは、国を挙げての対策が行なわれていますが、
これだけ多くの人が毎年苦しんでいる花粉症は、国民病と考え
患者に対する経済援助を考えてもいいのでは無いでしょうか。

私の息子は、小さい頃からのアトピーが大人になっても治らず、
更にはこの時期花粉症でかなり苦しんでいます。
今月は来月からの消費税引き上げに伴って会社が忙しく
帰宅できない日もあります。
休みになると、一日中死んだように眠っています。

国民が健康であれば、医療費が削減でき、さらには
人々の働く意欲が沸いてきます。
子どもは宝といいますが、人は、国の宝です。
国民が健康で幸せに生活を送れるための増税であれば
誰も文句は言わないでしょう。

増税前に買い物に殺到する国民を見て、人々が毎日の生活で
いかに苦しい思いでいるかを理解できない方々が
国の実権を握っている事に深い憤りを感じます。