めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

消費税前に買い物

2014-03-20 14:06:21 | 税率アップ

後、十日ちょっとで消費税が上がります。
3%、5%、8%と、ジリジリとまるで真綿で首を絞める様に
庶民の生活は苦しくなって行きます。
その度に、日常品から土地に至るまで、少しでも安くと
国民の気持ちは駆り立てられます。

ニュースには、毎日、食料品を大量に買い求める主婦や
高齢者が写ります。
毎回特異な光景ですが、笑ってばかりはいられません。
ほんの断片的な報道ですが、多くの国民が、少なからず
この非常事態に苦慮しているのです。

少なくとも、国会の場で増税に対し討論している方々は
スーパーに駆け込む程影響がある人はいません。
選挙の時は、誰彼となく満面の笑みで手を握り、
当選すれば、庶民から遠い存在になってしまう議員も
少なくありません。
国民の心の痛み苦しみが本当に解っている政治家が
どれだけいるでしょうか。

マスコミを利用したパフォーマンスに長けた方は多くなり、
苦しくなると保身に走る、そんなパターンを何度見て来たか。
でも、愚痴を言っても、消費税は下がらないし、
相変わらず世の中は不景気の風が吹いています。

先日、大震災で仮設住宅に止む無く入っている被災者が
震災後、自殺するケースが問題になっていると言う
悲しく暗いニュースが有りました。
確かに、今、世の中の注目を浴びている震災の後処理の
難しさは有りますが、日本全国で自分の生活が成り立たず
苦境に立たされている方々が沢山います。

自殺に関しても、年齢に関係なく増えています。
かつては、交通事故の年間死者数が新聞の第一面に
載っていた年が多かったですが、今や、はるかに
自殺者の数が交通事故死者を上回っている事実を
報道は取り上げません。
日本人の非常に多くが、生活に苦慮して悩んでいる実態を
もっとよく知って欲しいものです。

生活必需品が値上げされるとあって、多くの方が買いだめに
走っています。
でも、買う前にもう少ししっかりと自分を見つめる事も大切です。
本当に必要な物なのか、買うという事は少なくとも出費が
かなりあるのです。
まるで、震災を心配して、沢山の乾物や保存食を買い求めて
殺到している様に見えます。

私も、最初の増税の時、缶詰類やレトルト食品を買いました。
しかし、その後、それらは大量に積まれたままでした。
マスコミに先導されないで、自分と自分の家族にとって
一番必要な物を考えると、増税有る無しに関係なく、無駄なく
買い求める事が出来ます。増税後、たとえ高くても
本当に必要な物は家族と自分を生かしてくれます。

物価が上ったり、税率が上がった時は、
先ず、家中に在るものをチェックして、今後一年以内に
絶対買うべきものかどうかを判断して買い物に出かけましょう。

そして、今月は、家中にある不必要なものを処分しましょう。
意外と買わないで忘れてしまっておいた物が出てきて
家族で懐かしく笑ってしまう事もありますよ。