めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

春の増税

2014-03-19 15:16:12 | 税率アップ

春の嵐がやって来て、いよいよ本格的な春の訪れとなりますが、
来月はいよいよ増税の風が日本中に到来します。
今月中に出来るだけ買わせようと、様々な商戦が火花をちらしています。
なかなか景気が良くならないのに、少ない所得からさらに税金を
取り立てられる多くの庶民は、新たなる生活の引き締めを強いられます。

それにしても、多くの税金がきちんと正しい目的に使用されているのか

いつの世も不信感に駆られるものです。
どうしても必要な事に使用されるのは致し方ないとしても、毎年無駄な事に
使用されている事実が発覚してニュースに流れますが、それも氷山の一角と
言われているのも耳馴れてしまい、諦めの気持ちになる方々も多いでしょう。

ところで、世界を見渡すと、日本の消費税は決して高いものとは言えません。

北欧諸国にいたっては、日本の税率よりはるかに高い税金がとりたてられ
働いた所得の大きな部分を国に納めなければなりません。
しかしながら、これらの国々の生活は、日本よりずっと豊かなように感じます。

日本ではお金を出せば何でも手に入りますが、残念ながら人生の安定安心は

得られるとは限られません。
医療費教育費など、人生において誰もが大きく負担しなければならない部分の
援助が非常に脆弱であることが一番の問題であると思えます。
もし、今の税率の倍の税金を取られても、将来の心配がなかったら
誰もが増税に反対しないでしょう。

今の日本の増税に何故反対する人々が多いのか。

少し世界に目を向けて考えれば誰でもわかる事です。
日本という国は国民をどれだけ大切にしているか、税率の高さは比例しなければ
なりません。日本を動かしている方々は、口では立派な事を言う方が多いですが
一番心配なのは選挙の勝敗であり、国民の為に自分の命や人生を掛ける程の
強者は皆無でしょう。

政治家が少なくなり、政治屋がやたらと増えました。

立派な言動の裏に見え隠れする保身の気持ちが、全ての仕事を安っぽくしています。

今や日本丸は嵐の中で沈没寸前です。

船頭がやたらと多くてどの船頭も見てくれは良いのですが、航海の術に長けていません。
増税して生活が豊かになった、日本に生まれてよかったと思える人々が増えるような
社会に変えない限り、日本人は世界の孤児となってしまうのではないでしょうか。