ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月7日。ウクライナ侵攻から408日目

2023-04-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月7日。
 今日は正教の祝日、生神女福音祭(受胎告知の日)です。今日は仕事はもちろん家事も何もしてはいけない日です。が、休日ではないので、出勤してたくさん働きました。
 
 ドルに対してベラルーシ・ルーブルが値下がりしています。1ドルが2.90ルーブルぐらいになっています。そしたら、ロシアのルーブルも、去年4月以来の水準まで値下がりしていました。今日は一時、1ドル=83ルーブル前後にまで値下がりしています。
 欧米企業の撤退などで資本流出が起きるのではないかとの見方が背景にあるという指摘も出ています。
 また、アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、欧米の経済制裁によって石油や天然ガスの収入が減ることで経済が打撃を受けていて、投資家がロシアの資金流出に懸念を抱いているためだと伝えています。ベラルーシ・ルーブル安はそれに引きずられているようです。

 ベラルーシとロシアの間の貿易額は450億ドルを超えたとベラルーシ経済相が発表しました。さらに増やす計画ですが、西側諸国から経済制裁を受けて、二カ国で協力し合うしかありません。


 ロシア外相は6日と7日、トルコを訪れ、同国外相と会談しました。ウクライナ産の穀物輸出を可能にする合意の延長には、ロシア産の食料輸出を妨げる制裁の解除が必要だとの立場を強調し、トルコ側もこれを支持しました。
 穀物に関して言えば、ベラルーシからロシアが輸入しようとした種用の小麦から黒穂病が発見され、輸入が禁止されました。
 

 ロシアで身柄を拘束されたウォールストリート・ジャーナルのアメリカ人記者が、スパイ罪で起訴されました。本人は罪状を否認。


 今日付のニューヨーク・タイムズ紙が「アメリカの国家安全保障上の秘密を詳細に記したと思われる機密文書が、SNSに公開された」と報道しました。


 2020年のベラルーシ大統領選で立候補していたツェプカロ氏の欠席裁判があり、複数の罪状(ベラルーシ大統領はに対する侮辱罪など)により懲役17年の有罪判決が出ました。
 また230万ベラルーシ・ルーブルを超える損害賠償と罰金を課せられ、1ヶ月以内に支払わなければならなかった場合.、押収された国内の動産および不動産が没収されます。