ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月15日。ウクライナ侵攻から416日目。正教復活祭前夜

2023-04-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月15日。
 ミンスクは気温が下がり、7度ぐらいです。寒い・・・。ゴメリ州では洪水の影響で浸水した地域ではボートに乗って家を周り、イースターエッグを配っています。
 

 今日は正教復活祭前夜の聖土曜日です。この日、エルサレムの聖墳墓教会に聖なる火が無事出現しました。もし、火が出現しなかったら、次の復活祭までの約1年の間にこの世の終わりが来ると言われています。
 今年はヒヤヒヤ度が高かったのですが、無事聖なる火が現れてほっとしています。ベラルーシではテレビの生中継を見ながら見守っています。
 幸い戦争が悪化して核戦争になり、人類滅亡ということは次の復活祭までないようです。よかった。


 ウクライナの国営原子力企業「エネルゴアトム」は、ザポリージャ原発の原子炉機関室近くでロシア軍が仕掛けた地雷が爆発したと報告しました。この報告があったのが13日で地雷が爆発したのはいつなのかはっきりしませんが、爆発が起こっても数日は世界の人々は知らないまま過ごしているということです。


 ドイツでは稼働中の最後の原子炉3基が15日夜(日本時間16日午前)に送電網から外れて運転を停止し、国内の原子力発電量はゼロになります。


 ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、プリゴジン氏は、ロシア政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だとする声明をSNS上で発表しました。同氏はまた、ロシア軍は「東部ドネツク州全域の制圧」とする主目標を達成できそうもない上、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告しました。
 あのプリゴジン氏が弱気の発言です。
 昨日、徴兵を電子化したばかりなのに、ロシア軍が敗北するかもしれないとこのタイミングで言うのはなぜなのでしょうね。
 さらには、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したので、侵攻開始から1年に当たる今年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張しました。停戦しない場合、露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘。
「ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ。」
とも発言していますが、ロシア大統領はどう思うのでしょう。