ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月3日。ウクライナ侵攻から404日目

2023-04-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月3日。この間の吹雪で積もった雪が雨で溶けていたのですが、朝起きたらまたうっすら雪景色になっていました。
 
 昨年11ヶ月で、ポーランドにおける外国人の住宅購入数が10,000戸を超えました。 最も多いのはウクライナ人 (4,275戸)、ドイツ人 (1,118戸)、ベラルーシ人 (889戸)、ロシア人 (276戸)、スウェーデン人 (239戸) 。
 避難民のウクライナ人が最多ですね。ベラルーシ人が多いのは、政治・経済的理由でポーランドへ出国した人が2020年から増えたから。ロシア人は動員逃れの人たちでしょうか。


 ロシア大統領は今日、サンクトペテルブルクのカフェの爆発で昨日死亡した、戦場記者のウラドレン・タタルスキー(本名マクシム・フォーミン)氏に、勇気勲章を授与する大統領令に署名しました。
 この爆発物を持ち込み、指名手配されていた女性ですがすでに拘束されました。ダリア・トレポワ容疑者(26)は取調べ中ですが、爆発物が仕掛けられていた胸像を持ち込んだことは認めたものの、中身を知らなかったとも供述しているようです。
 トレポワ容疑者の母と妹も取り調べを受けているそうですが、これは事件の黒幕が母親だったというわけではなく、爆発物をトレポワ容疑者がどこで保管していたのか(あるいは爆発物を自作していたのか)調べているだけだと思います。
 もし同居している自分の家族が自宅内で爆発物を作ったり、あるいは保管していたばあい、そのことをその家の所有者(この場合は母親がそうなのでしょう。)が「知っていたのか」「知らなかったのか」調べられます。
 知っていた場合、自分が所有する家屋の中に危険物があったのを知っていたのに何も対処しなかったということで罪に問われます。 
 知らなかった場合でも、自分が所有する家屋の中にある物を把握していなかったという罪に問われます。
 トレポワ容疑者がウクライナと関係があるのか、それともテロリストなのか、個人的な恨みがあったのか、誰かに利用されたのかよく分かりません。
 かつて反政府デモに参加していて拘束されたこともあるそうです。それが事実なら反政府の考えの持ち主なのでしょう。
 ちなみにタタルスキー氏も銀行強盗をして服役したこと前科があります。
 
 現場となったカフェは民間軍事会社ワグネル創設者プリゴジン氏が所有していたもので、現在はそのカフェに集まっていた「愛国者」に譲っていたっそうです。

 今回の爆発についてロシア側は「ウクライナが計画した」と批判。一方でウクライナはロシア国内の内部抗争との見方を示しています。