ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月13日。ウクライナ侵攻から414日目

2023-04-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月13日。
 ベラルーシは気温が上がりましたが、小雨が降ったりやんだりの日が続いています。昼間も薄暗いです。
 しかし各地で起きている洪水被害ですがようやく水が引き始めました。


 サンクトペテルブルクのカフェで、ウクライナ侵攻を支持する戦場記者のウラドレン・タタルスキー(本名マクシム・フォミン)氏が爆殺された事件で、ロシア連邦保安局は今日、ウクライナ人のユーリ・デニソフ容疑者を国際指名手配し、写真や動画を公開しました。
 デニソフ容疑者はウクライナの破壊テログループの一員で、指示を受け、キーウからラトビア経由でモスクワ周辺に到着。タタルスキー氏の住宅近くにアパートを借り、情報を収集していました。すでに逮捕されたロシア人のダリヤ・トレポワ容疑者に爆発物が入った胸像を渡したとしていますが、さらに仲介者を通じて送付したもようです。この仲介者とは誰なのか。爆発物を胸像に仕込んだ人物なのでしょうか。
 それにしてもそんな危険物を郵便あるいは宅配便で送っていたんですね。


 トレポワ容疑者が2日、愛国的なイベントが開かれていたカフェでタタルスキー氏に贈った直後に胸像は爆発。
 一方、デニソフ容疑者は事件翌日の3日、アルメニア経由でトルコに出国したようです。デニソフ容疑者がウクライナ入りしていたら、国際手配されていても逮捕されてロシアに突き出されることはないのでは?

 また、カフェに爆発物を持ち込んだとされるトレポワ容疑者については、反体制指導者のナワリヌイ氏が率いる「反汚職基金」の幹部らが呼び掛けたため、テロ行為を犯したとロシア連邦保安局は主張しています。
 そしてウクライナの情報機関と海外に隠れているロシアの反体制派による犯行だと結論付ける調査結果を発表しました。とにかくこういう結果に持っていきたいのですよ。


 ロシア外務省は今日、スパイ容疑をかけられ、逮捕・起訴されたウォールストリート・ジャーナルのゲルシュコビッチ記者について、米露の直接交渉で「交換」が可能だとの考えを示しました。一部報道によると交換の対象になる可能性のあるロシア人の候補者が複数名上がっています。

 
 CNNテレビによると、アメリカの機密文書が交流サイトに流出した問題で、捜査当局は今日、マサチューセッツ州の空軍州兵、ジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕しました。続報が気になりますね。


 ノルウェー政府は今日、ロシア政府のスパイとして活動していたとして同国のロシア大使館の職員15人を追放しました。

 ウクライナ保安庁は今日、元ウクライナ国会議員で資産家のワディム・ノビンスキー氏がロシアを支援したとして、財産35億フリブナ(約125億円)相当を没収したと発表しました。