電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

通勤の車中、FM放送で「気ままにクラシック」を聴く

2010年03月16日 06時02分43秒 | クラシック音楽
冬の間は日曜の夜のうちにアパートに戻るようにしていた単身赴任生活も、春の訪れで金帰月来の生活に戻り、月曜早朝に家を出られるようになりました。通勤の車中、月曜日は NHK-FM で「気ままにクラシック」通称「気まクラ」を聴くことが多いです。3月15日は、朝7時20分から、山形テルサにおける公開収録による放送でした。

ゲストは、ピアニストの鷲宮美幸さん、ヴァイオリニストで札幌交響楽団のコンサートマスターの三上亮さんと、チェリストの遠藤真理さんです。ソプラノの幸田浩子さんが、北原白秋の詞に山田耕筰が曲を付けた「この道」を歌います。快晴の朝、郊外路を走る車の中で聴く日本歌曲は、なかなかいいものです。三上さんのヴァイオリンで、バルトークの「ルーマニア民族舞曲」、遠藤真理さんのチェロで、パガニーニの「モーゼ幻想曲」などを聴きました。

ところで、客席のお客さんに、どちらが三上さんの愛器と1万2千円のヴァイオリンかを当ててもらうブラインドテストをやっていましたが、私は音色に艶のあるAだと思いました。Bは、響きがやせているというか、いまいちな感じでしたので。でも、1万2千円のヴァイオリンでも、良いホールで名手の腕で奏されると、けっこう聴ける音で響くものだなぁとびっくりした、というのが正直な感想です。

レギュラー出演者の笑福亭笑瓶さん、ときどきスレスレのきわどいツッコミでハラハラさせることもありますが、そこはお笑いの方の強みで許されるのですね。女性に年齢のことを尋ねたり、楽器を見るとすぐお値段のことを聞いたり(^o^)/
関西系のえげつなさを時おり感じさせながらも、逆に幸田浩子さんの「天然」っぽいディーヴァらしさを中和して庶民の味を出してくれる、得がたい個性だと思います。
先日の広上淳一さんといい京都市交響楽団の演奏会における「ロザン」の活躍といい、クラシック音楽と「お笑い」というのは、案外いい関係になれるのかも、と感じました。

写真は、某日の朝食です。例によってチンゲンサイとしめじと豚肉のソテー、海苔、白菜の漬物、ごはんと(ナメコ+豆腐)のみそ汁です。朝はしっかり食べて行きます。健康と元気の秘訣でもあります。
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