電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

吸入ステロイド使用後の「うがい」は

2014年10月10日 06時05分44秒 | 健康
長引く咳に疑問を持ち、呼吸器科の医師の診察を仰いだところ、咳喘息だとのことで吸入ステロイドを処方されたら、夜も眠れないほどの咳がピタリと止まりました。ありがたいことです。
吸入ステロイドを使用する際の説明では、使用後はうがいをしっかりすること、と言われました。うがいをしないと、カビのために口の中が真っ白になることもあるのだそうで、そんなふうに脅されたら、うがいを「しっかり」するとはどういうことかと疑問を持ってしまいます(^o^)/

コップ一杯:200mlの水でうがいをするとします。うがいをした後に、仮に口中に10mlの水分が残ると仮定すると、うがいの仕方で洗浄効果はどう違うのか。ごく粗っぽくシミュレーションしてみると、次のようになります。

(1) 100ml×2回に分けてうがいをする場合
 100mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/10になっています。これをさらに100mlの水でうがいをするわけですので、10/110=1/11になります。したがって、二回のうがいでは、

1/10×1/11=1/110

になります。
(2) 50ml×4回に分けてうがいをする場合
 50mlの水でうがいをした後に10mlの水分が残ると、残存する吸入ステロイドの濃度は1/5になっています。これをさらに50mlの水でうがいをすれば、10/60=1/6の濃度になります。3回目のうがいではさらに6/1になり、4回目でさらに1/6になりますので、全体としては

1/5×1/6×1/6×1/6=1/1080

になります。

このように、多めの水で回数が少ないうがいよりも、少なめの水でも回数を多くしたほうが、効率よく余ったステロイドを洗い流すことができる、ということになりそうです。「しっかりうがいをする」と抽象的に言うよりも、1回のうがいの回数を分けてよく洗い流せ、と指示する方が具体的でしょう。

おかげで、口内炎も白カビも縁がなく、なんとか咳喘息と円満に付き合っております(^o^)/

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