電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

果物考

2014年10月31日 06時04分02秒 | 週末農業・定年農業
味覚の秋に、私的フルーツ考を整理してみましょう。我が家で食べられる果物は、自宅の果樹園でとれるもののほかに、近所からいただくもの、親戚や友人から送っていただくものもありますので、トロピカル・フルーツ以外はほぼ網羅しているのではないかと思います。おおよそ季節の順に種類をあげれば、

  • サクランボ 紅さやか、高砂、佐藤錦、ナポレオン、紅秀峰、南陽など。初夏の季節の味で、とくに佐藤錦や紅秀峰は、一粒食べたらとまらない。食べ過ぎ注意です。フルーツソースや形を残したジャムなどは、紅さやかを用いると、色が鮮やかです。
  • スモモ 大石早生、フームサ、秋姫など。あまり一度にたくさん食べるものではないけれど、熟したフームサや秋姫などの味は格別です。大石早生を用いたスモモのジャムも、酸味が生きていて便利です。
  • 桃 あかつき、川中島白桃など。個人的には、生食の王だと思います。よく熟した桃とプレーン・ヨーグルトに、少しハチミツをたらしていただくのは、至福の味ですなあ(^o^)/
  • プルーン こちらも、熟した果実は甘くて美味しい。ジャムにしても良いし、鉄分が多いのだそうで、貧血予防に良い?
  • 梨 幸水、豊水など。みずみずしい美味しさです。シャクシャクと食べる歯触りも楽しい。亡父が元気だった頃は、見事な梨を食べられましたが、わが週末農業では、まだ収穫に至っておりません。残念(^o^;)>poripori
  • ぶどう ナイアガラ、シャインマスカットなど。わが家にはないので、ご近所からいただくばかり。うらやましい限りですが、これ以上に栽培を広げるのは不可能ですので、割り切るべきでしょう。
  • 洋梨 バラード、シルバーベル、ラフランスなど。同様に、以前は亡父が盛んに栽培していましたが、手間がかかって大変なので、止めてしまいました。ご近所からいただくので、これも割り切っています。
  • リンゴ つがる、さんさ、紅将軍、ふじ など。今年、初めてまともに収穫できました。嬉しい成果です。とくに、「つがる」と「紅将軍」はまずまずの出来でした。冬を越してもまだ美味しく食べられる「ふじ」は、果物好きには実にありがたいリンゴです。
  • 柿 平核無(ひらたねなし)のみ。こちらも、だいぶ切り倒してしまい、現在は自家用に一本だけを残しています。焼酎で渋抜きをするものと、干し柿にするものと、分けて収穫しています。
  • みかん 温州ミカン、宮崎のたんかん など。これは当地では手も足もでないフルーツです。送ってくれる方々に感謝しながら、冬のコタツで「リンゴにしようかミカンにしようか」と悩むのは実に贅沢な気分です。

果物王国・山形ではありますが、おそらくは祖父から父へと代々受け継がれてきた努力のおかげで、こうして果樹農業を楽しむことができるのは明らかです。農作業が大変だとか、時に愚痴をこぼしたくなることもありますが、本当に感謝しなければなりません。そうそう、自分でどうしても作って食べたいものというと、(1)サクランボ、(2)桃、そして(3)リンゴ、という順になるでしょうか。

11月に柿を収穫して、そろそろ今年の週末農業も終わります。あとは冬支度が待っています。

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