電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

高校生による文具ブログ「テーゲー日記」がおもしろい

2014年10月30日 06時04分44秒 | 手帳文具書斎
最近になって知ったブログで、現役高校生による文具ブログ「テーゲー日記~文具と万年筆のブログ」(*1)が、なかなか興味深いものです。

たとえば、最近では、パイロットのV-ペン(旧型)のキャップを分解し、らせんバネとインナーキャップの組み合わせた構造を発見し、プラチナ社のスリップシール機構との類似性を指摘した後に、スリップシール機構は万年筆のねじ式キャップに採用された自由回転するインナーキャップのことだと気づいています(*2)。

このあたりは、同様に私も、スプリングとインナーキャップの組み合わせをスリップシール機構と言うのだと、しばらく誤解していた時期がありました。彼は立派です。

また、「みんなの筆箱」というシリーズ企画は、友人の筆箱の中身を紹介するもので、今どきの現役高校生の文具事情を知ることができます。鉛筆と消しゴムと安価なシャープペンシルだけでない多様な文具事情は、ほぼ半世紀前に高校生だった当方には、時代の差を感じてたいへん興味深いですし、各種の赤色ボールペンのレビュー等は、校正や訂正などで赤ボールペンを多用する当方にも参考になります。「東大合格生のノートは必ず美しい…のか」というシリーズは、ノートの内容に思わず興味津々(^o^)/

筆者は現役の高校三年生のようで、記事中には「センター試験まであと80日」というような言葉も見られます。秋も終わりに近づく今の時期に、文具ブログに時間を費やして大丈夫なのかという心配もありますが、なかなか冷静な批評精神の持ち主ですので、きっと自分で乗り越えていくことでしょう(^o^)/ganbare!

(*1):「テーゲー日記~万年筆と文具のブログ」
(*2):パイロット「Vペン」のインナーキャップ~「テーゲー日記~万年筆と文具のブログ」2014年10月27日

写真は、偶然にフラッシュ撮影したら、井戸に水滴が落ちたときの波紋が写ったものです。思わず高校の物理の「波動」を思い出しまして(^o^;)>

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