電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて

2010年11月25日 06時04分58秒 | Weblog
だいぶ寒くなりました。

ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて
かへり見すれば月かたぶきぬ

ご存知、万葉集は柿本人麻呂の暗号じゃなくて秋の歌です。
ここで登場する「かぎろひ」とは何のことか、これまで陽炎(かげろう)のことだとばかり思っておりました。でも、西に月が傾くといえば明け方のはず、そんな早朝に陽炎が立つか?と、実に理系らしい疑問も感じておりました。

ところが、先日、偶然にも「かぎろい」の写真を発見してしまいました。asahi.com の広島版です。
なるほど、これが「かぎろひ」ですか。ふーむ。それで納得。これなら、東にかぎろひの立つのを見て、振り返れば西に月が傾いている、という情景も、順当です。朝日新聞広島支局の記者サンも、実は自分自身の疑問を解決して喜んでいるのかもしれません(^o^)/

そうそう、かぎろひが立つくらいはいいのですが、硝煙が立つとか砲撃で火柱が立つなどの事態は、ご遠慮申し上げたいところです(^o^;)>poripori
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