電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

単身生活あるいは一人暮らしで初めて山形の冬を迎える方へ

2010年11月28日 06時05分01秒 | Weblog
単身赴任のサラリーマンや一人暮らしの大学生など、初めて山形の冬を迎えようとする方もおられることでしょう。当方、二度ほど単身赴任の経験があり、いろいろな方の経験談が、たいへん役に立ちました。
一口に山形の冬と言っても、地吹雪の有無など、地域により違いはありますが、関東圏あるいは関西地方から来られている方など、雪国の冬を初めて体験する際に参考になればと考え、寒冷地ならではの留意点や生活の知恵を、思いつくままに列挙してみたいと思います。参考になれば幸いです。

【衣】
(1) 冷たい風を通さない工夫を。下着の上にセーターでは、寒風に体温がどんどん奪われてしまいます。カッターシャツなど、風を通しにくい素材を着ることが防寒のコツです。ただし、汗はかきますので、吸湿性のない素材ではいけません(^o^)/
(2) 北国の建物は、断熱材がしっかり入っていますので、意外に暖かいものです。ブルブル寒い戸外とは、気温の差が大きいですので、コートや防寒着などを着脱することで調節出来るようにしておきましょう。
(3) 衣類まわりの小物としては、毛糸の手袋、耳まで隠れる帽子、足元の寒さを防ぐレッグウォーマーやひざかけなどがあると重宝します。
(4) 雪かきなどの際は、少々薄着かな?と思うくらいでちょうどよい。汗をかいたら、暖かくした室内で、すぐに下着から着替えること。この季節、ウィルスはいたるところにいますので、一人暮らしの風邪・発熱をばかにしてはいけません。
(5) 洗濯物は乾きにくいので、お天気の良い日中は外に干せますが、夕方取り込んでも半乾き程度です。室内で干すか、コインランドリーの利用が賢明でしょう。

【食】
(1) 厳冬期には、温度設定によっては、冷蔵庫のモーターが年中回りっぱなしになってしまいます。説明書をよく読み、目盛を冬用に設定し直しておきましょう。
(2) 寒いので、外出も億劫になりがちです。買い物にも出かけずインスタント食品に頼ると、健康を害します。あたたかい鍋や漬物などで、野菜をきちんととりましょう。

【住】
(1) 凍結防止対策を確認すること。アパート等の場合は、大家さんや近隣の人にきちんと尋ねるべし。水道、お風呂はもちろん、水洗トイレが凍結するほど悲惨なものはありません(^o^)/
(2) 暖房は、コタツだけで厳冬期をしのぐことは困難です。太陽が照ることはまれですので、太平洋側のように日光の恩恵を受けることは期待できません。石油ストーブやファンヒーターならば、灯油のポリタンクやポンプの他に、配達などの契約を検討する必要があります。
(3) 数日間、不在にする時は、凍結防止のため止水栓で水を落としておきましょう。集合住宅の場合は、その必要があるかどうかを、事前に確認しておきましょう。

【その他】
(1) 石油ストーブやファンヒーターを使っている時は、部屋の定期的な換気に心がけましょう。めんどくさがると命にかかわります。
(2) 冬の泥酔は危険です。お酒はほどほどに。
(3) 屋根や樹木の下を歩かないように注意しましょう。不用意に軒下を歩くと、突然の落雪に埋まってしまい、命にかかわります。



おおむねこんなところかと思いますが、経験者の方々、他にお気づきのポイントがあれば、追加訂正をいただければ幸いです(^_^)/
なお、写真は、12月末あたりでしょうか、昨冬の雪景色です。
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