電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「ふじ」リンゴの収穫

2007年11月28日 05時37分13秒 | 週末農業・定年農業
11月のリンゴ、「ふじ」の収穫は、お天気さえ良ければ、楽しい作業です。中年の農業後継者といたしましては、飽きずにできるよう、楽しみながらの作業を心がけております。

写真は、携帯CDプレイヤーが入ったショルダーバッグで、これを斜めに掛けながら、腰の篭にリンゴを収穫するという、まことに篤農家に怒られそうなスタイルです。自然の音が素晴らしいというのは都会の人々の美しい誤解でして、リンゴをつつくムクドリの声など、思わずむっとしてしまいます(^o^)/

むしろ、ヴィヴァルディの協奏曲集など気楽なバロック音楽を聴きながら、また「どれがうまそうかなぁ」と赤くて美味しそうなのを探しながら収穫をするあたりが、一番よろしいようです。

下の写真は、「ふじ」ではなく10月の「紅将軍」ですが、野鳥の食害はこんな感じ。ただし、畑で食べるには、この食害リンゴがいちばんおいしいのですね。さすがに敵もさるもの、一番おいしいのを見つけるのは天才的です(^o^)/



空のコンテナを逆さにして椅子がわりとし、畑に腰をおろしてリンゴの皮をむいて食べると、みずみずしいリンゴの香りと甘さに、思わず感激!

今の時期、「ふじ」リンゴはたっぷり「みつ」(*)が入り、いちばん美味しい季節です。だいぶ前に、老父の知人に送ったところ、中が腐っていたとお叱りの電話がありました。腐っていたのではなく、「みつ」がたっぷり入っていたのですが…(^o^)/
以後、その方へは二度とお送りしないようですが、みなさま、11月の「みつ」入りリンゴ「ふじ」は、腐っているのではありませんぞ!

わりに長く保存がきく「ふじ」リンゴですが、お正月を過ぎる頃には、代謝により「みつ」もしだいに消失してしまいます。

(*):リンゴの「みつ」の成分ソルビトール~ Wikipedia の解説
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