電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

真っ黒な顔料インク「極黒」

2007年11月20日 06時05分22秒 | 手帳文具書斎
少し前まで、年賀状の季節には「プリントゴッコ」の出番でした。ぴかっと光って製版できるためには、下絵がカーボンで書かれていることが必要でした。光のエネルギーでカーボン粒子が熱振動し、その熱で原紙に穴があいて、そこから下の用紙にインクがのる、孔版印刷のしくみです。

で、ふつうのブルーブラックのインクではだめで、カーボン入りの製図用黒インクを重宝しておりました。ところがこのインクは、目づまりしやすいという欠点があり、安価なデスクペンならともかく、高価な万年筆で用いるにはちょいと不便なものでした。昔とは違い、毎日かなりの量を万年筆で書く習慣はなくなりました。ペン先が乾燥してしまい、目づまりしやすい条件がそろっています。

ところが、先日の某新聞に、目づまりしにくいカーボン入りインク「極黒」(きわぐろ)という製品があることが掲載(*1)されました。セーラー万年筆の製品だそうですが、すでに2004年に発売されているというのに、なんと同社の公式WEBサイト(*2)にはどこにも情報がないのです!このことにもびっくりですが、お値段も50mlで税込で1,575円ほどする高級インクらしい。なんとなく興味がわきます。いきつけの文具店で、入手できるかな?

(*1):朝日新聞be~技あり「色あせない万年筆インク」
(*2):セーラー万年筆の公式サイト

そういえば、そろそろ年賀状の心配をしなければいけません(^o^;)>poripori
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