電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

メルカダンテ「フルート協奏曲 ホ短調」を聞く

2006年04月14日 20時37分26秒 | -協奏曲
通勤時間が短くなり、生活にはたいへんゆとりが生じたが、通勤の音楽を楽しむ時間は半減した。この一週間、ずっとサヴェリオ・メルカダンテの「フルート協奏曲集」を聞いてきたが、通勤時間にはこのくらい一曲の長さがちょうどよい位だ。

サヴェリオ・メルカダンテは、ベートーヴェンがピアノ協奏曲第1番を作曲した年である1795年に、イタリアの南東部に生まれた。少年時代にあたる15~6歳頃は、ベートーヴェンがピアノ協奏曲第5番を作曲し、弦楽四重奏曲第10番「ハープ」や第11番「セリオーソ」、あるいはピアノ三重奏曲「大公」などを完成している時期にあたる。
この「フルート協奏曲 ホ短調」は、作曲者24歳の1819年に、ナポリで作曲されたものだとか。ウィーンでは、ベートーヴェンが交響曲第9番や、弦楽四重奏曲第12番を作曲している。第1楽章は、ベートーヴェンと同時代であることを感じさせる、ホ短調のアレグロ・マエストーソ。劇的な表情を持った美しい弦楽合奏によるバックに、フルートの流麗な主題が流れる。第2楽章ラルゴは、ト長調の晴朗な旋律が魅力的だ。第3楽章ロンド・ルッソ、アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・スケルツァンドは、ト長調のはずむような音楽。ロシア風のはずむ主題によるロンドによるフィナーレ。これもとっても魅力的。

■ランパル(Fl)クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティ盤
I=9'02" II=4'03 III=6'21" total=19'26"

写真は、雪解けで増水した川の激流のクローズアップ。
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職場の歓迎会

2006年04月14日 06時40分08秒 | Weblog
昨夜、職場の歓迎会がありまして、楽しく過ごしました。会場は蔵の二階。フローリングの床に座蒲団で、なかなかおしゃれです。店内にはジャズヴォーカルが静かに流れ、たいへん雰囲気もよろしい。とても気に入りました。
酒量はあまり上がらず、しかしメンバーの気炎は上がり、爆笑です。ああ楽しかった。
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