電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

カスピ海ヨーグルトの冬越し

2006年04月10日 20時13分06秒 | 料理住居衣服
ようやく寒さもやわらぎ、日中は春らしい陽気に近付いてきた。ほぼ十年ちかく培養し続けている自家製ヨーグルト、今年もなんとか冬越しできて、ほっとしている。
常温で増殖する乳酸菌が主体の、いわゆる「カスピ海ヨーグルト」だが、さすがに真冬には増殖速度が低下してしまう。そのため、お手ふきタオル程度の大きさのタオルでくるみ、常時通電していてほのかに暖かい家電製品、たとえばビデオの上に置いたり、お湯をわかすポットのわきに置いたり、いろいろ工夫して冬越しをさせてきた。逆に、ブルガリア・ヨーグルトを作る、いわゆるヨーグルトメーカーのような電熱方式の機械のように温度が高過ぎると、乳酸菌が死滅してしまう。やはりカスピ海ヨーグルトは常温が一番いいようだ。こんな方法で、近年はまったく失敗もなくて、安定して培養できている。

春らしく、スーパーにいちごが出回ってきている。ヨーグルトといちごはよくマッチする。季節の果物とあわせて食べることで、ここ何年も便秘知らずだし、ビールを飲み過ぎてお腹をこわした時も、回復が早いように思う。先日の新聞に、各地で牛乳が生産過剰ぎみになっているとの報道があったが、我が家では、自家製ヨーグルトを作るために、牛乳の1リットルパックをずっと切らしたことがない。酪農の生産者団体の立場からは、たぶん表彰ものだろうと思う。

写真は、岩手県の小岩井農場の朝の絵。老父のお気に入りの絵だ。
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