電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

うす墨の普及について

2006年04月26日 20時50分00秒 | Weblog
先日、ある葬儀への香典を取りまとめる機会があり、驚いたことが一つある。それは、うす墨の普及だ。慶事については黒々とした墨字でよいが、弔事にはうす墨を用いることがある、という程度の認識しかなかったが、ほとんどがうす墨を用いており、びっくりした次第だ。
考えてみれば、香典袋やのし紙を書くときはほとんど筆ペンですませている。硯で墨をすり、小筆でさらさらと書ける人はすくないだろう。私も硯にあこがれながらも、実際は筆ペン派だ。だから、うす墨の普及はすなわちうす墨用筆ペンの普及に他ならない。昔はともかく、現在は「縁起でもない!」と嫌われることは少なくなったのだろう。今や、多くの家庭で弔事専用の筆ペンを用意してあるということか。

写真は、砂防堤を越える雪解け水。
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