電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

老父母、ひ孫の初節句に行く

2006年03月21日 21時39分59秒 | Weblog
大腸ガンと胃ガンの手術を経てようやく平常の生活が可能となった老父母、お嫁に行った娘のところへたずねていくことにした。ようやく晴れた春のお彼岸の今日、区総会が終わった午後から、老父母を車に乗せて、おはぎを持って出かけた。郊外の道路は車の数も少なく、順調に走る。ほどなく娘夫婦の住いに到着、老父母は初めておひな様を見る。ひ孫「ほにょリータ」はあいにくお昼寝中だった。初めての遠出に多少の懸念はあったが、二人とも体調が良いようで、疲れた様子は見せない。ひとしきり茶飲み話に興じた後、帰る間際になって「ほにょリータ」が目覚め、曽祖父母をお見送り。
帰り道は新しい道路を通り、年寄りの見聞を広める。風は冷たいものの、ぽかぽか陽気の晴天に恵まれ、遠くの景色もよく見渡せる。大きな手術を乗り越えて再び生のありがたさを感じる春である。

写真は、青空に伸びる桃の枝。桃の花が咲くのももうすぐだ。
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区自治会の総会に出席する

2006年03月21日 13時27分16秒 | Weblog
午前中、区自治会の総会があった。年会費を中心にした事業と会計の報告、次年度の計画と予算などを中心に、定型的な報告があったほか、自主防災会やごみステーションの運営報告などが行われ、きわめて良好とのことで、拍手で承認された。特に大きな計画としては、消防ポンプ庫の移転改築、防犯ブザーの寄贈などが報告・諒承された。当地のような地域性の安定した田舎でも、子どもに対する不審者の声かけ事案などがあるのだそうで、社会的に安定するとそのはけ口が弱いものに向かうのだろうか、国際的にもいじめや弱者への暴行などが特徴的になるのだそうだ。私の場合はすでに子育ての峠は越えているけれど、現在幼い子どもを育てている人達には心配なことだろう。困ったことである。そのためにも、区長さんたちによるこうしたタイムリーで細やかな心配りはありがたい。
区自治会の総会というと、以前は年寄りの集りという印象があったが、最近はまったく違和感を感じない。これも、自分たちの世代が年を取り、親の世代が徐々に引退しつつあることを意味する。交代制を取っている役員も少しずつ若返っている。高齢の役員は、子どもが遠方で生活しており、老人だけの世帯となっている例が多い。したがって、冬季間の除雪など、一人暮し老人の日常生活に対する配慮も細やかだ。だてに年をとってはいない。さすがだと感じる。誰も知らない都会の息子や娘の家で孤独な生活をするより、どれほど心安らぐことだろう。老木は根付いたままに枯れるほうが自然であり、無理に移植すべきではないようだ。
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