電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

子どもの最後の卒業式

2006年03月01日 21時55分05秒 | Weblog
今日は、末っ子の高校の卒業式。たぶん、親として出席する卒業式はこれが最後だろう。あいにくの雪模様である。当人ははやばやと早い電車で登校したが、親の方は少しおくれて家を出た。途中、郵便局に寄り、各種手続きをする。大学の方も、第一志望がなんとか合格したので、本人は意気が上がっている。昨夜は卒業式の練習とかでだいぶ帰宅が遅くなり、さらに夜遅くまで答辞の練習をしていたようだった。内容は親には内緒らしく、まったくわからない。
卒業式が始まる。いい校歌だ。卒業証書授与のあと、校長の式辞と来賓祝辞。そして在校生代表の送辞と続く。いよいよ答辞が始まる。原稿を持たず、高校生活を回想し各方面に謝辞を述べ、後輩を励まし、卒業生仲間にまた元気で会おうと呼びかける。堂々たるものだ。親の知らない子どもの世界がここにある。いつまでも幼い子どもではない。私には、「父よ、母よ、」と息子が呼びかけてくる、独立宣言に聞こえた。
親馬鹿で子どもに内緒でビデオ撮影した映像を、昨日退院したばかりの祖母と、末っ子をことのほか可愛がった祖父に見せた。二人とも感無量のようだった。

妻よ、上の子から末っ子まで、長年の弁当作りご苦労さん。私達の子育ての山場はほぼ越えたように思うよ。
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