厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年6冊目『仕事に追われない仕事術』

2016-11-08 19:38:59 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

原書は英国のビジネスコーチであるマーク・フォスター氏の『Do It Tomorrow and Other Secrets of Time Management』(2006年)。初めての邦訳版『マニャーナの法則』は2007年に刊行されましたが今回、より幅広く活用できるように増補・改訂したものがこの『仕事に追われない仕事術』です。

「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」という意味。次の2つの原則こそが「マニャーナの法則」です。

原則1 新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする

原則2 クローズ・リストを使う

マニャーナの法則の根底にあるのは「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方です。ポジティブに表現すれば「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」と言い換えられます。つまり、常に1日分の「バッファー・ゾーン」を設ける考え方です。

ステップ1 今日新たに発生した仕事を集めておく

ステップ2 仕事を類別する

ステップ3 類別した方針に従って翌日まとめて処理する

私たちの脳の仕組みを理解したうえでの、従来のタイムマネジメントや仕事術が苦手な人でも実行できるテクニックと言えるでしょう。

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2017年5冊目『たった6秒で怒りを消す技術』

2016-11-08 19:19:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた「怒りの感情」をコントロールするための心理トレーニングです。アンガーマネジメントでは、まず自分の中の怒りの感情を認めてそれを上手にコントロールすることを学びます。特に、この本で伝えているのは「身体を動かすことで怒りをコントロールする方法」です。

・怒らなくてはいけないことは上手に怒りを伝えて、怒らなくてもいいことは受け流すことができるようになる。その判断がストレスなくできるようになることがアンガーマネジメント。上手に怒るということはどういうことかというと、自分がどう感じているのか、どうしてほしいのかを的確に相手に伝えること。

・人が怒りを感じるのは、多くの場合「べきの境界線」の不一致によるもの。「べき」は、価値観とも言い換えることができる。アンガーマネジメントでは、自分の「べき」の許容範囲を広げていくことをすすめる。

具体的には、怒りの衝動で反射的に怒っていまい後悔しないよう、怒りのピークである6秒間を上手に乗り切るためのテクニック「その場セラピー」と、普段から身体を動かして効果的に怒りの体質改善を行う「怒らない体操」という2種類の方法を提案しています。また、最近グーグル社でも実践していることで話題のマインドフルネスについても触れています。

心は訓練しようと思っても、なかなかうまくいかないもの。まずは身体から鍛えることで、怒りを消すなど心を整えましょう。

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