厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年8冊目『LIFE SHIFT』

2016-11-13 20:20:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットによる、確実にやってくる人生100年時代の戦略論。

国連の推計によれば、2050年までに日本の100歳以上人口は100万人を突破する見込みです。いま、50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい。

この本では、長寿化の恩恵に目を向け、どうすれば個人や家族、企業、社会全体の得る恩恵を最も大きくできるかを中心に論じています。

・長寿化に備えるためには、人生の締めくくりの時期への準備をするだけでなく、人生全体を設計し直さなくてはならない。

・長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟をもたなくてはならない。

・人々が70代後半や80代になっても活力と生産性を失わず、長く働き続けられれば、年金問題や人口減少の弊害はだいぶ和らぐ。

平均寿命がどこまで伸びるのかは議論がありますが、当面はさらに伸びるのは間違いないでしょう。その際、お金といった有形資産からスキルや健康、人間関係といった無形資産へのシフト「教育→仕事→引退」の年齢に応じた3ステージから「エクスプローラー」(1か所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に敏捷に動き続ける探検者)、「インディペンデント・プロデューサー」(職を探す人ではなく、自分の職を生み出す人)、「ポートフォリオ・ワーカー」(異なる種類の活動を同時に行う人)といった新たなステージの誕生など、先を見通すのが難しい中での提言・シナリオはなかなか考えさせられます。

日本語版でも400ページに及ぶ骨太の作品。私も読むのに3日かかりました。

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2017年7冊目『できる男の老けない習慣』

2016-11-13 19:58:26 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

仕事ができる男性には、同年代の人と比べてエネルギッシュで若々しい人が多いです。

この本では、その医学的な理由として、精巣でつくられる「テストステロン」と、副腎で作られる「DHEA」という2つの男性ホルモンにあるとしています。

この2つの男性ホルモンは、新しいことに挑戦する、他者と積極的にかかわる、勝敗にこだわる、決断するといった行動と深くかかわっています。

そんな2つの男性ホルモンの分泌を促す男性ならではのアンチエイジング法を、さまざまな生活習慣を例に挙げて紹介します。

運動・食事・睡眠とホルモンの関係から、あまりなじみのない若返りホルモンとも言えるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)の仕組みや、DHEAが作られる副腎の疲労はアンチエイジング最大の敵であることなど、抗加齢医学の専門医が教える男のアンチエイジングの最新版とも言える1冊です。

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