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上司に使われるな! 上司を使え! 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2009-05-30 |
評価
(3点/5点満点)
著者は、次世代を担うリーダーを育成することを目的に設立した㈱リーダーズアカデミー代表取締役社長兼CEOの嶋津良智さん。『30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ』(今年3月25日)に次ぐ紹介です。
この本は、”部下目線”から上司とはどのように向きあうのがよいかについて書かれたものです。
会社を辞める理由で最も多いのは「上司との折りあいが悪いこと」であるという調査結果もあります。これは日本だけではなく、アメリカでも同様だそうです。
どこに行っても通用するスキルを身につけ、自信を持っているビジネスパーソンであれば、現在の上司に対しても堂々と意見を言えることができます。「上司に好かれなくてもいい」「上司を手のひらで転がす」ぐらいの気持ちで自分をどんどん成長させていきましょう。
【my pick-up】
◎上司は雑巾のように使え!
会社として必要な意思決定さえあれば担当者がどんどん前に進められます。そのために上司を使うのです。
◎上司に意見する部下になれ!
ただ単に指示を仰いでいるだけではなく、疑問に思ったことは問いただし、時には反論してみる。そうしたことをまるで受けつけないような上司なら、その上司の器が小さいのです。
◎上司と部下は対等である
私は、社長や専務、部長、課長、係長といった役職は「役割の名札」であると考えています。
◎上司より「自分が上」と考えてみよう
どんな場合には、上司を「上から目線」で見てもよいのか。ひと言でいえば、”ダメ上司”の場合です。そもそもダメ上司に引きずりまわされて自分の人生を左右されていると思うと、悔しいじゃないですか。
◎「優柔不断な上司」は大きなチャンス!
私は、優柔不断な上司の下にいる部下は、自分で判断力をつけるチャンスだと思います。
◎「好き嫌いで評価をする上司」には直訴せよ!
えこひいきをする上司など、最低です。上司としての心得がまるでなっていません。私が勧める対応策は、何らかの評価が下された場合、その評価基準を上司に聞いて、オープンにしてもらうことです。