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30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-02-19 |
評価
(3点/5点満点)
著者は、次世代リーダーを育成することを目的に設立した㈱リーダーズアカデミー代表取締役兼CEOの嶋津良智さん。ビジネス書読書家にとってはお馴染みの石田淳さん、泉正人さん、鮒谷周史さん、本田直之さんとともに、ボランティア組織「JBN」(在留邦人ビジネスネットワーク)のメンバーでもあります。
この本は、目先の成果をあげるものではなく、将来確実に大きな成果を得る本として、将来どの仕事を選んでも役に立つ「仕事の筋トレ」を一生懸命にやること重要性を説いています。
なにかをするのに適した時期というのは確実にあり、具体的には、
20代は模索しながら、とにかく目の前のことに死ぬ気で全力投球する。
30代は「これだ!」と自分が決めたことを信じ、一心不乱に取り組む。
40代は掘り当てた源泉からリターンを得るとともに、それを社会にどう還元していくかを考える。
とテーマが変わっていきます。
一生使えてどこでも通用する力をつけておくためにも、社会人のなるべく早い時期にこの本を読んでもらいたいです。
【my pick-up】
◎すべてを失っても生き残れる「土台」をつくれ!
私の土台は、20代のすべてを注ぎ込んだといっても過言ではない「営業力」でした。
私は最初に就職した会社で、同期のなかのトップセールスになりました。24歳で最年少部長に抜擢され、私が担当した部門はすぐに全国ナンバーワンになったのです。
しかし、「自分にピッタリの仕事に最初からめぐり合った」というのは、まったくの誤解です。私は営業が大嫌いでしたし、今も嫌いです。努力で培った能力はありますが、「好きでやりたいこと」というわけではないのです。「営業が大好き!」とはならないものの、「営業ならやれる」というゆらぎない自信はついてきたのです。
あなたがもし、今の仕事を好きでなくても、目の前のことに全身全霊で打ち込み、汗だくになってひたすら頑張る時期を、どうか3年は過ごしてください。
自分に合う仕事を探すのではなく、目の前の仕事に無理やり自分を合わせてしまうくらいの心積もりがちょうどいいのです。
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