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明日できることは、今日しない! (ビジネスアスキー) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-02-17 |
評価
(4点/5点満点)
本書は、残業を切り口に自分の働き方・生き方のスタイルを再構築するためのヒントを、”週末の達人”で知られている経済産業省勤務の小石雄一さんが述べています。
「非積極的な残業」を自信のなさや他人への依存体質として捉えている点は、非常に痛快で的を得ており、さっさと帰りたくても周囲を見てなかなか実行できない我々の背中を押してくれる1冊です。
<my pick-up>
◎あなたのその残業、本当に必要ですか?
残業をキッパリ断ることは、今後あなたが自律的な働き方をしようとするときに、避けては通れない「人間関係依存」「組織依存」の体質を改善するための第一歩でもあるのです。
たまたま属している組織を、自分の人生の大きな拠り所と考えているから、その組織に過敏なまでに神経をつかってしまうのです。
◎「”シュ”に交われば赤くなる」 組織に赤く染まらない心がけ
「首」(ボス)に身を寄せない
「守」(旧弊を墨守する人)とは一線を画す
「酒」の席は浅いおつき合い
◎「ほうれんそう」が部下と上司双方の効率を妨げている
部下にしても上司にしても、責任意識を希薄にし、ムダな時間を費やす装置になっているのが「ほうれんそう」ではないかと思うのです。
いまは、組織人の一人ひとりが自分の役割に応じた最適解を見つけ、アウトプットしていく努力をしないと、スピーディな事業運営はできない時代になっているのです。