厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年57冊目『コンサルタントの習慣術』

2009-03-22 20:32:57 | おすすめビジネス書
コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書) コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2009-03-13

評価  (4点/5点満点)

著者は、㈱HRインスティテュート代表で、『コンサルタントの「質問力」』(PHP研究所)なども出されている野口吉昭さん。

習慣をマネジメントするための3つのポイントとして、①見える化、②ランドセルサイクル、③愚直さを挙げ、良いことを習慣付ける仕組みを作り、回していけば無理なくスキル・成果を高めることができるとしています。

コンサルタントの方が書いたものは”アタリ””ハズレ”の差が大きいのが正直なところですが、野口さんのこの本は非常に分かりやすく、納得感を持って実践することができます。

◎習慣化がうまくできている人というのは、次第に目的と目標と手段が「一体化」してくる。目的や目標のために始めた「手段そのもの」を好きになることができれば、本来の目的を達成するのは容易になる。

◎習慣をマネジメントするための3つのポイント

①見える化=今の自分を常に正しく・冷静に把握する

思い入れは大切だが、思い込みは極力排除しなくてはならない。

②ランドセルサイクル=いつでもどこでも前倒しの準備を怠らない

「帰宅後、明日学校で必要になるモノの準備をして、ランドセルに詰めてから遊びに行く」こと。

仕事が忙しいはずなのに、毎週スポーツジムに通ったり、毎日語学の勉強を続けている人がいる。先にスケジュールを押さえてしまうからだ。

仕事とプライベート、どっちが大事か?といった議論が時々あるがナンセンスである。優先順位の基本は「早いもん順!」。また、「決めた予定は、簡単には変更しない」ことを原則とする。

③愚直さ=継続こそ力の原点

習慣化のゴールとは、「それをしなければいかないからする」のではなく、「それをしないと気持ちが悪いからする」状態になったときだ。

【my pick-up】

私が28歳でコンサルティング業界に転職した際、自分に課したのが「1日1冊ビジネス書を読むこと」だった。当時私は、電車で50分ほどかけて会社に通っていたので、往復の100分の車内で、ほぼ1冊を読みきることにしたのだ。読破できなかったぶんは、自宅に戻ってからかならずその日中に読み終えるようにした。

この時期に読書の習慣をつけられたことは、私にとって大きかった。1日1冊を自分に課したことで、今、流行のフォーカスリーディングやフォトリーディングの類の勉強をわざわざしなくても、速読の技が自然と身についたのである。

コメント
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