評価 (3点/5点満点)
著者の見波利幸さんがこれまで数多くのカウンセリングをしてきて実感しているのは、メンタル不調に陥る人は「心に負荷をかける習慣」を持っているとのこと。勇気を出してその習慣をやめてみることで、折れない心を育むことができます。
この本では、そんな「やらねば!」をミニマムにして心を強くする21の習慣が紹介されています。
つまり、心の不調はあなたの思考が作っている。「当たり前」をやめてみることが、本質的な問題を解決していく第一歩になるのです。
その他、自分でストレスをコントロールする力を身につける、有効な考え方や行動法も参考になります。
【my pick-up】
◎挨拶しない人への挨拶をやめてみる
世の中にはいろいろな価値観の人がいます。挨拶は礼儀の基本だと思う人もいれば、それほど重要なことではないと思う人もいるのです。ここを割り切って受け入れてしまうのが、心の弾力性を高めるコツです。挨拶の大切さがわからない人には、無理に挨拶をしなくてもいい。そう決めてみると、ストレスの原因が一つ減るのではないでしょうか?
◎白いシャツをやめてみる
「絶対白シャツ」というルールは「あるべき自分」にこだわり続ける、ということにも通じます。単に着るシャツを変えるだけでも心の窮屈さが取れて、気持ちが楽になるのです。