評価 (3点/5点満点)
この本では、グローバル企業で働くビジネスプロフェッショナルたちが、安定したパフォーマンスを発揮し、自らの人材価値を高めキャリアを築き上げていくための哲学や日常的に使っているスキルを紹介します。
著者の山田美樹さんも、外資系プロフェッショナルファームで以前働いていましたが、ストレス負荷が非常に大きく、その中で頑張りすぎて数回うつ病を発症したそうです。
しかし、このような中で、ハイプレッシャー環境でも高い成果を叩き出し続ける上司や同僚の思考や行動パターン、生活習慣を真似しながら、自分自身のスキルとして取り入れてきました。その結果、気がつくと、山田さん自身もそれぞれの業界トップクラスの外資系企業を渡り歩けるような外資系プロフェッショナルへと成長を遂げていたとのこと。
本書には、それらの経験を踏まえた、キャリアの築き方やスキルの身につけ方、仕事の進め方、英語の高め方などが詰まっています。
日本のビジネスパーソンの多くは、まだ昭和の時代の名残りを引きずっていて、主体的にキャリアを作って行動していく人は少数派ではないでしょうか。
仕事をする上での大きな目標や夢(=プリンシプル)を明確にして、どんな状況でも通用する「雇われる力」を高めてきましょう。