厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年116冊目『外資系で学んだ すごい働き方』

2017-05-08 21:29:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、グローバル企業で働くビジネスプロフェッショナルたちが、安定したパフォーマンスを発揮し、自らの人材価値を高めキャリアを築き上げていくための哲学や日常的に使っているスキルを紹介します。

著者の山田美樹さんも、外資系プロフェッショナルファームで以前働いていましたが、ストレス負荷が非常に大きく、その中で頑張りすぎて数回うつ病を発症したそうです。

しかし、このような中で、ハイプレッシャー環境でも高い成果を叩き出し続ける上司や同僚の思考や行動パターン、生活習慣を真似しながら、自分自身のスキルとして取り入れてきました。その結果、気がつくと、山田さん自身もそれぞれの業界トップクラスの外資系企業を渡り歩けるような外資系プロフェッショナルへと成長を遂げていたとのこと。

本書には、それらの経験を踏まえた、キャリアの築き方やスキルの身につけ方、仕事の進め方、英語の高め方などが詰まっています。

日本のビジネスパーソンの多くは、まだ昭和の時代の名残りを引きずっていて、主体的にキャリアを作って行動していく人は少数派ではないでしょうか。

仕事をする上での大きな目標や夢(=プリンシプル)を明確にして、どんな状況でも通用する「雇われる力」を高めてきましょう。

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2017年115冊目『ヤバい決算書』

2017-05-08 21:14:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、粉飾、破綻、経営不振で会社丸ごとか事業単位の売却、不祥事、巨額買収など「有事」に直面した企業の決算書、すなわち「ヤバい決算書」の変化・特徴を分かりやすく説明したものです。

・実際の「有事」の企業における数字の変化を通じて、決算書を読むスキルを身につける

・「有事」の企業に関わるリスクを事前につかむチェックポイントを知る

・最近の企業決算で注目されるキーワード(国際会計基準、減損など)の意味を理解する

本書で登場する企業は、シャープ、日本航空、スカイマーク、アーバンコーポレイション、江守グループ、三菱商事、三井物産、東芝、オリンパス、ソフトバンク、サントリー、フォルクスワーゲン、三菱自動車です。すべてがヤバい企業とは言えませんが、各社の決算書にリスクが見て取れます。

最近注目されたニュースや決算書の意味を読み解くための実践的なノウハウがたくさん盛り込まれています。

日本経済新聞出版社の本のため、実際の日経記事が紹介されている点も良いです。

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