評価 (3点/5点満点)
泉正人さんの前作『「仕組み」仕事術』からはや10年近く。ITの進歩など、ツールやコンテンツを最新事情に合わせた改訂版が出ました。
生産性を上げるためには、どうしても自分の外にある力としての「仕組み」が必要になります。しかし、「仕組みなんてとっくに取り入れている」と思っていても、よくよく話を聞いてみると、気合いや根性がその仕組みの中に混ざり込んでいるケースがよくあります。
生産性が重視される評価制度に今後変わると、同じ成果であれば定時に帰る社員の方が評価は高くなります。
仕事に「仕組み」を取り入れることで得られるもの。それは、毎日定時に帰ることができ、自由な時間が増え、さらに年収も増えるという、いいことずくめの世界です。
まずは、自分の仕事をマニュアル化し、それを誰が何度やっても同じ成果が出る「仕組み」を作りましょう。
【my pick-up】
◎メール処理のルール-CC扱いなら基本的に読まない
私は、基本的に自分がCCに含まれるメールは、あえて読まないようにしています。「CCを読まない」というルールを徹底するだけで、2000通のメールが一気に数百件レベルまで減ります。そのため、もっとも簡単かつ効果的かつ即効性のあるルールといえます。このルールを導入する場合は、「自分は今後CCを読まないので、必要なときは、CCではなくTOで送ってください」と周知しておく必要があります。