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評価 (3点/5点満点)
中谷彰宏さんが教える「チームマネジメントの極意」として、チームが解決に動き出す61の具体例を紹介します。
・最善策は、隣の人が知っている。
・責任は、個人にはなく、仕組みにある。
・問題を、仕組みを変えるチャンスにしよう。
・生きるとは、問題解決すること。問題解決に取り組むことで、成長しよう。
人間は、よりレベルの高い問題にぶち当たるために、仕事をし勉強をします。問題の数は、その人のレベルを表すのです。より大きな問題に出会えるということが、自分自身が成長している証し。
問題というものを、前向きにとらえることができますよ。
【my pick-up】
◎問題をキッカケに、コミュニケーションを増やそう
そもそも問題が起こるのは、社内のコミュニケーション不足が原因です。その問題をキッカケに、社内のコミュニケーションの量を増やしていきます。組織は、ほうっておくと、コミュニケーションの量は常に減る方向に進みます。意識してコミュニケーションの量を増やすことが求められます。風通しがよくなる外的要因の1つが、問題が起こることです。問題の発生が、コミュニケーションの量を増やす一番にキッカケになるのです。
◎解決の今後のタイムテーブルをつくろう
問題解決する時は、全員で同じことをしないことです。女性がよくする失敗は、「みんなでやりましょう」と言うことです。「一緒にやる」というのは、役割分担の発想ではありません。「全員で一緒にやろう」は、楽しいですが、最も実用的ではない問題解決の方法です。本来、最小限の人数で最短の時間でしたい時は、役割分担するのが一番早いです。そのためには、各々の役割を明確にすることです。全体の中で自分の役割がわかると、ほかの人の手助けができるようになるのです。
◎問題が、リーダーをつくり、スタッフを育てる
リーダーに大切なことは、「よし、この問題を自分が仕切って乗り切ってやろう」という意識の目覚めです。「誰かがやってくれるだろう」という受け身から、「よし、これは自分がしないとダメだな」と自発に変わるのが、スタッフの成長です。それによって、スタッフ1人1人が「自分はどのパーツを引き受ければいいのか」と考え始めます。
◎解決策は、隣の人が知っている
解決策がないというのは、問題があるところにないというだけのことです。これを解決する方法が共有化です。チームで問題を共有することで、すぐに解決するのです。解決策は遠くにはありません。常に身近なところにあるのです。