評価 (3点/5点満点)
著者は、アニメーション・プロデューサーの石井朋彦さん。
21歳のときにスタジオジブリに入社し、当時のプロデューサーであった鈴木敏夫さんの下で、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』等のプロデューサー補を務めました。鈴木さんの下で20代を過ごし、教えてもらった仕事術とは、「自分を捨てて他人の真似をする」ということ。
・自分を捨て、他人の得意技を盗む。
・求められたとおり、やってみる。
・他人の得意技を見極め、自分を獲得し直す。
自分を捨て、他者の生き方を真似、自分に本来備わっているものを見据える。そのために人は、だれかを必要とするのでしょう。一度自分を捨てて、誰かを真似ることで自分を知り、他者に対する尊敬の念も覚えれば、仕事を楽しむことができると思います。
これから社会に出る人たち、いま現在仕事や人生の壁にぶち当たっている若い方々に贈りたい1冊です。