行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2009年2月11日(水)の日記

2009年02月11日 | 日記

土日は掃除・洗濯をやるが、週中の休日はそういうことをしなくていいので、朝飯食べたらすぐに映画を見に行く。

午前10時ごろに恵比寿ガーデンプレイスに着く。

その一角にある恵比寿ガーデンシネマで見る。

”ガーデン”がキーワードになっているのかシアターの内装も緑と木目を基調にしていて、上映中でないときは照明が明る目だった。

見た作品はロルナの祈り

難しい映画。内容ではなく、自分にとって入っていきにくい作品(多分、多くの人にとってもそうではないかと思うが)。BGMなし。重低音グォーンなどの効果音なし。そうした描き方でヒロインが徐々に変化するさまを見せる。そして、ラストシーンでようやくピアノソロのBGMが流れ、そのままエンディングへ。

多くの作品で、BGMや効果音の演出が観客にとってのガイドとしての役割を果たしている。そのような作品を見ることのほうがずっと多くて慣れている。だが、この作品にはそうしたものがない(もうひとつは、覚醒効果もあるわけだけど、それがないために、途中で眠気を催した)。演出で観客を手取り足取り作品に引き込むことをせず、むしろ突き放しているようだ。だから、登場人物にもなかなか感情移入することが出来ない。そのような作品はこれまでにも見たことがあるが、それは作り手が観客に挑戦しているのかと思っていた。でも、最近は観客が作品の挑戦することを求めれられているのではないかと思えてきた。

こうした作品ばかりだと疲れるが、ときどきは挑戦するつもりで見るのもいいだろう。

映画が終わって昼飯はガーデンプレイス内のマクドナルドで軽く。

そのあと、これもガーデンプレイス内にある東京都写真美術館へ行ってみる。

「イマジネーション/視覚と知覚を超える旅」という展示会をやっていた。2月15日までで終わり近いらしいし、入場券を買って見てくる。写真展ではなく、影絵に始まるさまざまなイメージ投影技術の歴史等々の展示だった。

ガーデンプレイスからは目黒も近そうだし、足を踏み入れたことがない地域なのでちょっと歩いてみる。するとガーデンプレイスから目黒にかけての線路沿いに、いきなり10%の下り坂が出現してびっくり。中小河川が谷を刻んでいる都内には、けっこう急坂が多い。

↑この写真の右端に赤い球が写っている。

「何だ?あのビルは!」と思った。

帰ってから調べてみると、日の丸自動車学校の建物だそうだ。赤い玉は日の丸をイメージしているということなのか。

恵比寿と目黒の間で、山手線と埼京線・湘南新宿ラインの線路は左右が入れ替わるので交差している。下を通るほうは地平を通っている。そこに踏切があった。思わぬところにあるという感じ。

目黒から南北線に乗って帰宅する。

夜は酒食倶楽部わいわいの後に出来た遊幸めんそーれに行ってみる。わいわいが閉店した経緯や、わいわいのマスターの消息など聞けるかもしれないと思ったからだ。

この店は昨日が開店初日だったとのこと。そして、聞いて初めて知ったのだが、わいわいのマスターは店のオーナーではなく、オーナーは別にいたということ。わいわいのマスターは2000年に当時の大皿料理ぐぅをやめて、自分でわいわいを開いたのだから、店のオーナーでもあると思っていた。

遊幸めんそーれの開店はかなり急だったようで、今日は生ビールはまだ準備できていないようだ。とりあえず瓶ビールを注文。

メニューを見ると煮豚などの沖縄料理が中心。店のオーナーが沖縄出身の人らしい。それでそのつてで沖縄出身の人が、こんどの雇われマスターになったようだ。

晩飯も兼ねて飲んで食べる。最初のつまみは煮豚料理からソーキ

これは鳥ナンコツ揚げ

そして厚揚げ。瓶ビールのあとはチューハイを2杯頼む。

チューハイ2杯のあとはウーロンハイ一杯。締めに沖縄そば

わいわいのマスターは、2000年に南行徳の大皿料理ぐぅをスピンアウトしてわいわいを開いたのだが、こちらは、いつの間にかぐぅからいなくなったということぐらいしか知らなかった。そのうちに休日に道でばたっりと会って、行徳駅の近くにわいわい(当時はWAI!!WAI!")という店を開いたということを聞いた。そして、初めて行ったときのレポートが2000年5月28日のこれである。

そのあと、マスターと大皿料理ぐぅのオーナーとの間で店の路線についての意見が合わず、マスターがぐぅをやめてしまったことなどを聞いた。だから、今回も似たような状況だったのかもしれないと想像する。でも想像はともかく、実際のところどういう事情でわいわい閉店となったかは、今の遊幸のマスターは知らない様子だった。

わいわい開店の頃のことを考えると、あのマスターはまた、どこかで自分の店を開くことを考えているかもしれないと思う。いや、もう開いてしまっているかもしれない。

そして、残念なことがもうひとつ。12月食の部屋に追加したばかりの季節料理厨子が今日もシャッターが降りたままなので前に行ってみると、閉店のお知らせが貼ってあった。

店主がけがの治療に専念するために昨年12月末をもって閉店したとのこと。そういえば、去年の夏ごろに行ってみたら、「店主のけがのために休業」と貼り紙がしてあったことがあった。去年4回ぐらいって気に入り、食の部屋に追加し、これから付き合いを重ねていくことになると思った矢先にもうお別れとなってしまったわけだ。長い人生のうちにはこういうこともあるものだ。

ちなみに同じときに食の部屋に追加した焼き鳥の耕は、昨日は休みだったが、帰りにバイパスのほうを回ってチラッと見ると今日はちゃんと開いていた。

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