南岸低気圧で関東が積雪になるかもしれないという予報が昨日は出ていたが、関東南部は雨だった。だけど今日は寒い。
寒くても強風で体感温度が一層低いということはないので、この週末に行こうと思っていた散髪に行く。まず、南行徳駅前で昼飯。なか卯でカレーうどんを食べ、電車に乗って葛西のいつもの床屋へ。
南行徳メトロセンターのだんらんは、この火曜に見たら灯りが消え閉店したようすだった。同じオーナーさんがやっている道を挟んだ大正屋は改装工事をしていた。
昨日の帰り、松屋で晩飯を食べて出てきたら、だんらんの前に次にオープンする店のポスターがあった。
2月5日に大正南行徳店という店としてオープンするとのこと。
串かつと海鮮メインだから、だんらんの路線を引き継ぐようだ。だんらんという名前の店としては閉店ということになる。
じゃあ、改装していた大正屋はどうなったのだろうと見に行くと、「ささの葉」という店になっていた。
大正屋の場所は前は四季彩という店がそんなに長くない期間、あった。一度だけ入ったが、いつだったか過去日記を調べてみると、2013年の10月25日。 痛風が出た少し前だ。痛風をやり、年齢とともに飲む量も減ってきたので、結局、四季彩にその後は行く機会がなく、大正屋だった間も一度も入っていない。
ところがこの「ささの葉」という看板を見ているうちに、ピンと来たことがあった。
でも昨日は飯を食べたあとだったし、ドア越しに中を見ると満員だった。それで、今日の夕方にあらためて、このささの葉へ行ってみた。
ピンと来たというのは、「あの人」がいるのではないかと思ったことだ。
「あの人」とはしばらく前まで自分の店をやっていた人。
最後に「次のステージへ上がる」と言って(ブログに書いて)店を閉めた人。
そして、ささの葉へ入ってみると、やっぱりマスターとしていました。
でも、自分の顔を見るなり「(ブログの日記には)載せないでくださいね!」と言われた。
とにかく先ずは注文。生ビールとお通し。
そして最初の注文は刺身で活〆スズキ。
飲み食いしつつマスターと話す。自分の店を閉めて別の店に雇われてマスターをやっているのが恥ずかしいのかと聞くと、そうではなく、ゼロから再スタートしたので前の店の屋号だけは載せないで欲しいということだった。
なるほど、自分は実行する度胸はなかったが、若い頃には、みんな投げ打ってリセットしてゼロからやり直したいという気持ちを持ったことはある。
なので、マスターの前の店の名前は出さないで書くことにする。思わせぶりな書き方しかできなくて自分としてはもどかしさを感じるが、はっきりと書いたらもう、ささの葉には行けなくなってしまうだろうから、やっぱり、はっきりとは書かない。でも、分かる人には分かるような書き方をする。そういうふうに書くとマスターとも話してきた。
見覚えのあるスタイルの地酒のお品書きだった。
ビールのあとはこの中から、広島の酒で呉の土井鉄を注文。
地酒お品書きと一杯90ccのグラス。どちらも分かる人には分かるだろう。
そして、今の店名の「ささの葉」だが、「ささの葉」から始まる歌を思い浮かべれば、やはり分かる人には分かるだろう。自分がピンと来たのはここだった。前の屋号の由来も聞いていたから。
次のつまみは合鴨の蒸し煮。
2杯目の地酒は新潟の酒で至(いたる)。3杯目は秋田の地酒で春霞。
その次のつまみは蛸と根菜柔らか煮。
すでに3杯も地酒を飲んだが、新しいステージでリセット・再起動した(パソコンか!)マスターへのご祝儀のつもりで、4杯目を飲む。次は佐賀の地酒で鍋島。
ところが、蛸と根菜柔らか煮を食べ終えたところで、まだ4杯目の地酒が残ってしまった。しょうがないので軽いつまみを注文する。胡瓜の一本漬。
これをつまみつつ飲むと、今度は地酒のほうを先に飲み干す。それで、緑茶ハイを注文。
なんとか胡瓜の一本漬を食べきるタイミングで緑茶ハイの飲み終わる。
飲み食いの途中でドア越しに向かいのメトロセンターで、だんらんから大正南行徳店へ改装中の店を見る。
昨日見たポスターでは、次の週末に新しい店としてオープンするということだ。
けっこう飲んだ割りに、この日記もちゃんと書いて、早い時間にUPすることができた。