行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2011年1月9日(日)の日記

2011年01月09日 | 日記

日比谷のTOHOシネマズシャンテに映画を見に行く。

この映画館へは久しぶり。前の広場のゴジラ像にも久しぶりにお目にかかる。

見た作品はアメリア 永遠の翼

11月下旬に公開された作品なので、現在は1日1回だけの上映となっている。昨日、地元のシネコンや都内の劇場でどんな映画がやっているかを見ていて発見。大西洋単独横断飛行を女性として初めて成功させた実在の人物-アメリア・イヤハートの物語。1937年(昭和12年)に世界一周飛行の途中、消息を絶った。映画では飛行機に憧れた子供時代は軽く触れるだけで、女性パイロットとしてある程度経験を積み、大西洋を横断して有名になる直前からを描いている。ひたすら飛ぶことへの夢を追いかける冒険者としての純粋な部分と、有名人、つまりセレブになってしまったこととの葛藤が大きな部分を占めている。

この映画を見に行く気になったのは、主人公アメリア・イヤハートが登場する話が「スタートレック・ヴォイジャー」にあったから。第17話「ミッシング1937」(原題:THE 37'S)で、アメリカ本国での放映は1995年のこと。自分がケーブルテレビで吹き替え版を見たのは2000年を過ぎてからだった。

アメリア・イヤハートの遭難は大規模な捜索が行なわれたが、機体やその残骸、遺体も発見できず謎のままになったということ。英雄的人物にまつわる謎は人の空想力を刺激するもので、いろんな人がいろんな説の物語を作ってしまうのだろう。スタートレックシリーズはSFドラマなので、アメリア・イヤハートがナビゲーターのフレッドとともに宇宙人に誘拐されたという説でお話を作った。

異星人のオーバーテクノロジーで7万光年のかなたに飛ばされてしまった24世紀の惑星連邦の宇宙艦ヴォイジャーが、最大速度でも70年かかる故郷への旅の途中、立ち寄った惑星で、別の異星人により1937年の地球から誘拐され400数十年の間、冷凍保存されていた地球人たちを発見し、蘇生させたらその中にアメリアとフレッドもいたという話。ちなみにその惑星には1937年に誘拐された地球人の遺伝子から生まれた子孫たちが大勢いて、400年の間に叛乱を起こして星を奪いとったという設定になっているので、アメリアたちもその星で暮らし続けるということになる。

「ヴォイジャー」のエピソードはつい15年ぐらい前に作られたものだけど、日本にももっと昔の英雄的人物に関して、後の時代の人間が空想力を駆使して作り出しであろう話がある。源義経が平泉で死なず、大陸へ逃れて蒙古の王-チンギスハーンになったという、いわゆる義経チンギスハーン説。自分が今回、「アメリア 永遠の翼」を見たのは、言ってみれば義経に関してチンギスハーン説を先に聞いた人が、それで興味を持って、あらためて義経についての小説を読んだり、映画やドラマを見たりするようなものだろう。(自分が別に、義経についてチンギスハーン説を先に見聞きしたというわけではない)

アメリア・イヤハートの名字「イヤハート」の表記だけど、"Earhart"を発音をカタカナ表記するのは難しいところがあるのだと思える。「スタートレック・ヴォイジャー」は吹き替えのセリフや関連資料では「エアハート」となっている。英語での発音は「イヤハート」のほうが近いのかもしれない。

それで、30年ぐらい昔のアメリカのレーガン大統領のカタカナ表記のことを思い出した。"Reagan"というスペルなので、大統領選のとき日本のマスコミは最初、「リーガン候補」としていたが、いろいろとクレームがついたらしく、「レーガン候補」と変わった。実際の発音からすると「レイガン」が近いらしい。それでも、日本語ではRの発音がカタカナ表記ではできないが。

ちなみに「スタートレック・ヴォイジャー」の「ヴォイジャー」(Voyager)もオリジナル音声だと「ヴォエジャー」というふうに聞こえるが、日本語での響きなどを考えて「ヴォイジャー」としたのだろう。

映画が終わったら昼飯。日比谷のJR高架下にあるうず潮という回転寿司に入る。

最初はサーモンから。

銀座・日比谷地区での場所代もあるだろうけど、今は魚介類全般に値が上がっているのか、8皿食べてけっこうかかった。

すぐそばの有楽町マリオンへ行ってみる。西武有楽町店が閉店したあとはどうなったか見に行く。ガラスにはシートを貼って目隠しにしていた。

でもシートの色も考え、閉店の挨拶も出して、商業ビルとしての見栄えはちゃんと考えられていた。向かいの阪急百貨店は営業しているのだから。

中央通りまで歩いて電車に乗って帰る。午後1時半頃だけど、冬至からまだ2週間あまりの今は太陽の高度が低いから、ビルの高さの加減で日が当たるところ以外は、道路上は暗く写ってしまう。

帰って夕方まで、12月に録画しておいた映画を1本片付ける。

晩飯は南行徳駅前まで行ってなか卯牛丼ミニはいからうどん

今年の大河ドラマ「江」の第1話を見る。江の母・お市の方役の鈴木保奈美は10年ぶりの女優復帰ということ。でもやっぱり印象が強いのは「東京ラブストーリー」のヒロイン赤名リカ役。空前のブームになったが、それがちょうど20年前の1991年。自分が30歳のとき。ついこの間かと思っていらもう20年なのだから、30代以降は時間が経つのが早いというのを改めて実感する。鈴木保奈美もおばさんの顔に、いや、年齢相応の顔になっていた。

去年の大河ドラマ「龍馬伝」は1話と2話は見たが、やはり見ていて疲れる幕末ものだったから、そこで見るのは終わりになってしまった。今年は戦国時代ものだが、さてそれでいつまで続くか。