行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2008年8月28日(木)の日記

2008年08月28日 | 日記

今日は午前中から降り出して、終日雨になりそうな予報だったので、昨日のうちに、大阪の梅田や難波あたりの映画館でやっている作品を調べておいた。そして、午後から梅田でやる2作品を見るつもりで、まずは朝9時過ぎに出かける。

10時ちょっと前に難波に着く。難波のヤマダ電機は10時から開店。

どうせだから、開店すぐに入ってポイントカードに来店ポイントを付けてくる。

地下鉄で梅田へ。JR大阪駅の北側の方へ出ると、梅田のヨドバシカメラのビルの地下1階。東京メトロの日比谷線の秋葉原で降りて、JR側に出ると秋葉原のヨドバシカメラ入り口があるが、そこに来たかのように錯覚した。

梅田も秋葉原も近い時期にできたから店舗の造作も同じようなので、そう思えたのだろう。

ヨドバシカメラの北側に出て西のほうを見ると、向こうに見える背の高いビルが今日行く予定の映画館がある新梅田シティ

そこまで行くのはちょっと不便。JR大阪駅の北側には貨物の駅があるので、そこを長い地下道でくぐっていなかければならない。

新梅田シティに到着。2棟の高層ビルの上同士をつなぐ形で「空中庭園展望台」がある。無料ではなく、大人で700円かかるが、7年か8年ぶりに来たから上がってみる。

今日は天気が悪かったので、次回使える特別割引券をくれた。大人で300円になる。有効期限を見ると来年の3月末だった。それまでにまたくるとは思えないから、親にあげておこう。

展望台から南を見た風景がこれ。手前がさっき地下道でくぐってきた貨物駅。その向こうがJR大阪駅で、さらに向こうが大阪駅前から市街地に広がるビル群。

北のほうを見ると淀川がすぐ近く。今日は北摂山地や神戸の六甲山地もかすんでよく見えない。

展望台から下りて地下飲食街に行く。飲食街には昔(明治~昭和初期のようだ)の大阪の下町が再現されている。江戸東京博物館深川江戸資料館には江戸時代の街並みが再現されているけど、似たようなことをビル地下の飲食街でやってしまうというのが面白い。

昼飯はその一角にあるたんや舌(べろ)。牛タン料理の店。

一昨年秋まで南行徳にあったたん屋へそまがりのマスターの師匠の店である。へそまがりのマスターは、昔は報道カメラマンだったそうだけど、ここの牛タン料理に惚れこんで修行をし、最初はあちこちで雇ってもらったらしいが、最後は自分で店を持つに至ったということだった。

夏休みに大阪の親の家に行くと話したら、このたんや舌(べろ)のことを教えてくれた。それで来てみたのが2000年か2001年の夏休み。新梅田シティに前回、来たのはそのときだった。へそまがりも店を閉めてしまったし、久しぶりに食べてみたいと思っていた。今日見る映画が他所の映画館でやっていたとしても、この店に入るために新梅田シティには来ただろう。

ただし、たんたたきなどの看板メニューは夜だけ。ランチタイムはたんやき定食とたんや弁当の2種類のみ。前回、来たときもランチタイムだった。そして今回もランチタイムでたんやき定食

たんやきは懐かしい味だったけど、へそまがりで食べていたものより、ちょっとタレが辛目だと思えた。

ランチタイムは11時半からだけど、開いてすぐ入る。新梅田シティは映画館や展望台もあるが、基本はオフィスビルなので、昼休み時間に入ればビジネスマンがどっと押し寄せてくる。案の定、自分が入った10分ちょっとあとにはカウンターとテーブルで計16席しかないのだが、もう満席になった。最初に見る映画は12時45分からだったから、のんびりとはしていられない。

新梅田シティには角川系の梅田ガーデンシネマと日活系のシネ・リーブル梅田がある。今日、入ったのはガーデンシネマのほう。

最初に見た映画はジャージの二人

映画に癒し系というものがあるなら、これはそういうものだと思えた。わけありの父親と息子、それと二人にかかわる人物が、夏休みを携帯電話も通じない不便な山の別荘でぎこちない会話を交わしつつ過ごすうちに、徐々に変わっていく姿を描いている。

雨にたたられた夏休みに見るには、こういう映画がいい。

次に同じ映画館で見たのはたみおのしあわせ

こちらも父親と息子の話。最初にぎこちない会話を交わす二人が出てくるので、「ジャージの二人」と似た感じの話かと思いきや、こちらはコメディ。

息子の結婚が話の中心になるのだけど、どたばたの末、結婚話がまとまるのかと予想していたら、さにあらず。最初にすんなりとまとまってしまう。ところが、それからいろいろな事件が起こり、父親の恋人や息子の婚約者の秘密が明るみになってきて、最後はどうなるのかと思っていたら、
 「うーん、そうくるとは!」
というクライマックス。

結婚式から逃げ出す場面は、1970年前後に外国の映画で作られたもので、あちこちでそのパロディを見かけるけど、ここでやるとは思わなかった。それも、新郎とその父が。

だけど、そのあとのラストはどういうふうに解釈しようか。

 

この映画館、入場待ちのロビーは外が見える。一つ目のが終わってから外を見ると、昼ごろまで雨でどんよりしていたに青空が出ている。

なんといやな天気。終日雨だと思って映画を二つ見ることにしたのに、ここで晴れてくるなんて。これにはまったく腹が立った。

で、明日の天気はいったいどうなるの?