行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2006年11月25日(土)の日記

2006年11月25日 | 日記

朝は9時半頃にようやく起きる。それから大急ぎで朝飯、掃除、洗濯の半分、クリーニング出しをやって、正午過ぎに渋谷へ行く。一昨日、豊洲のユナイテッドシネマで見ようかと思っていたが、二度寝して見ることができなかった上海の伯爵夫人を見るため。豊洲のほうは昨日で終了だったので東急文化村内のル・シネマへ行く。

チケットを買ったら入場時間まで30分しかない。東急本店向かいにある中華チェーンの日高屋に入る。

映画の途中でトイレに行きたくならないように、水気の多いラーメン類ではなくチャーハンを注文。大急ぎでかっ込む。

ル・シネマのロビーにはクリスマスツリーが飾られていた。もう今年もひと月とちょっとだ。

さて、上海の伯爵夫人は久々に満足できる映画だった。どこが満足したかというと久しぶりに見た大人の登場人物の物語だったというところ。最近は若い男女の恋愛物語は全然興味を引かれない。

主人公の、ロシア革命で祖国を追われた伯爵夫人(正確には未亡人)と盲目の元アメリカ外交官は、最後には日本軍の侵攻が始まった上海から共に脱出していくが、2人が最後に結ばれるか離れ離れになるかはあまり気にならなかった。というより、そこまでの大人の男女の物語のほうが見ていて引き込まれたから。

それと謎の日本人マツダ役の真田広之。日本政府か日本軍の秘密エージェントらしいが、元アメリカ外交官にはプライベートな部分で接触するだけでなかなか正体が分からない。ところが、日本軍侵攻で混乱する上海をビルのベランダから眺める姿は、不気味さを感じさせた。別に不気味な特殊メークをしていたわけではないが、不気味な存在感を漂わせている。

真田広之というと自分と同年代。誕生日も数ヶ月しか違わなかったと思う。20歳ぐらいのころは、顔も運動神経もよくて、そこらの男とは別格のようなイメージで売っていて、それが気にくわなかった。それからもう四半世紀たっているが、今回のような役ができる大人の俳優になっているというのは感慨深いものだ。

 

映画が終わってから東急本店の中をすこしぶらぶらして外に出ると、もう午後5時前ですっかり暗い。渋谷から行徳駅まで電車に乗って、酒食倶楽部WAI!!WAI!!へ行く。

最初は今日のおすすめで真鱈の白子ポン酢。ゆでたてを出してくれた。マスターによると、白子やそれから夏場の枝豆もゆでたばかりのが一番おいしいということだ。今日のメニューでは一番高かった(といっても1,000円もしないが)だけあって、食べ応えがあった。(左下はお通しのきんぴら)

次はおでんの盛り合わせ。このボリュームで480円である。値段から4,5品が鉢で出てくるのかと思ったら、土鍋で出てきた。といっても、鍋物のように沸騰させたりするわけではない。分量があるので、冷めないように保温のため弱火のコンロに載せてある。

そして締めはキーマカレーのフランスパン添え。 この店の生ビールは写真に写ったようなビアグラスで出てくる。居酒屋で標準的な中ジョッキよりは小さめ。なので、中ジョッキなら3杯がいいところだが、このグラスでは今日は4杯。