日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

サクラが満開になっていました。

2020-03-23 09:06:02 | 日本語学校
曇り。

今にも雨が降り出しそうなと思いながら、自転車を漕いでいると、ポツリポツリときました。いわゆる「小糠雨」というようなものではなく、しっかりとした形を持った雨粒のようでしたけれども。

昨日が20度超えだったせいか、今朝の寒さは少々応えます。10度くらいで寒いなどと言うと叱られてしまいそうですが、体がなまっているせいか、寒く感じてしまうのです。

木曜日には、まだ一分咲きか二分咲きくらいだった「サクラ(桜)」がもう満開になり、下の方など、葉さえ伸びています。思わず、今年も「サクラ」を見ることができたなんて感慨を持ってしまいましたが、そういう思いで一年を過ごして来られた方も少なくなかったことでしょう。

今年は「サクラ」だけでなく、「ハクモクレン(白木蓮)」も「シモクレン(紫木蓮)」も「ハナカイドウ(花海棠)」も、みんな一時に咲き始めたような感じで、自然界でも手続きを踏んで…がなくなってきているような感じです。「(自然界で)手続きを踏んで」などと言うと変ですが、今に、順番が逆になったりするかもしれませんね。もう何が起こっても驚かない…かな?。

「風の音や匂い」に次の季節を感じるなんてのは、もう時代遅れになってしまったかもしれません。何でもスパッと咲いて、スパッと終わりになっていきそうです。人はその土地の自然から切り離されては生きていけないもののようですから、日本人も、だんだんそんな感じになっていくのかもしれませんね。何事も割り切れず、グズグズ、ウジウジしているのが、日本人…、のような気がしていたのですけれども。

さて、学校です。

学生達の中には、レストランや店などのバイト先から「新型コロナが流行っているからしばらく来なくてもいい」と言われた学生もいたようで、却ってこちらの方が気を揉んでしまいます。工場などでは、そういうことはなさそうなので、「他をあたってみたら、休み中はかき入れ時だから」と言ってみたのですが、「いえ、大丈夫。学校に来て勉強する」とのこと。

ちゃんと来られるかどうかは別として、学生の層が変わったというのを感じます。もちろん、アルバイトに励みながらも、きちんと勉強し、結果を残せた学生もいますが、来日後、アルバイトを1か月して、手にした額の多さに引きずられてしまった人もいるにはいた…。

この二年ほど、そういう学生が減り、勉強に励む学生が増えた(ネパールからの学生が3分の2ほどいたからかもしれません)というのが実感でしたが、それもこれ以降どうなるか、はっきりしたところはわかりません。

こういう日本語学校というのは、人が人を呼ぶという部分も少なからずあるので、一年か二年それが切れてしまうと、「引き継ぎ」ができなくなってしまうので、また、仕切り直さずばならなくなるでしょう。その、同じ国から学生を入れるとなれば。

人と人との関係ですから、よけいに一手間も二手間もかかってしまいます。事務手続きで、こう書いたからこれでお仕舞いとはならないのです。それがお役所にはどれだけわかっているのかなとも思いますが、こうグローバル化が進んでしまうと、そういうところは、こういう学校だけに限らず、いろいろなところで、出てくるでしょうね。

これも「人による」のでしょうか。誰でも「AIで問題なしと出たからそれでよし」で、次に進めるものなのでしょうか。それとも「慣れ」でどうにかできるものなのでしょうか。「AI世界」で、生まれた時から生きてきた人はそれでも、何不自由なく過ごせるものなのでしょうか。

まあ、いつの時代でも流れに乗っていけない化石は存在するわけで、それで何事もバランスがとれていくのでしょう。

さて、もうすぐ、9時になります。月曜日も学校に来ると言った学生が、3,4人いました。その他にも、高校に進学予定の学生は休み中も毎日来ることになっています。おっと、そう書いている間に、2人やって来ました。さあ、見に行きましょうか。

日々是好日  
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