日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

新入生が、また一人やってきます。スタッフと共に迎えに行く学生はうれしそうでした。

2024-04-09 09:21:30 | 日本語学校
雨。時折、雨脚激しく、また、風も強く。

今日、午後、ネパールから一人やってきます。迎えに行くのは、学校のスタッフと留学生一人。彼女は、新入生と同じ地域の学生です。

昨日、彼女と、10日に来る新入生の迎えに行く学生と、三人が学校に交通費を取りにやって来ました。それがとても楽しそうだったので、思わず、「勉強の話がなかったら毎日でも来たい?」と聞くと、へへへへへ…。そっか、そうだろうねえ。

さて、学校です。

昨日は、学生が誰も勉強に来ませんでした。「…静かだなあ」。もちろん、私たちは、それぞれ、自分たちの仕事ができたので、別に不満はないのですが、それはそれとして、誰も来ないのは、どうも手持ち無沙汰で、なんとなく寂しい…。「今日、来たら、大歓迎なんだけれどもなあ」。まあ、「大歓迎」という意味は、「さあ、お勉強しましょ」という意味で、敵もそれを知っているから、来ないのでしょうねえ。特に「一人は嫌だ」で。

4月12日から、新学期が始まるのですが、来た学生達を見ていると、かなり差があるようです。スリランカ人で、ヒアリングに問題がある人は、まず、いない。「いた」としたら、例外の部類に入る。「読んで」覚えるというよりも、「耳」で覚えるタイプがほとんどなので、「字」を見ることを強要せねばならぬくらい。一方、ベトナム人は、だいたいヒアリングに難ありと見ているので、国で勉強していないと、ここでの勉強はきつくなる。

ここでは、「全員が日本人で、日本語で教えていく」わけですから、国で全然勉強していない(勉強していても、申請が通った途端、止めてしまえば、元の木阿弥)と、辛いでしょうね。もちろん、皆(高卒者)、一応、「N5」には合格しています。「合格」してから来ているとは言っても、「合格しないと、日本に来られないから」だけで勉強していた人と、「日本語で話したい」、あるいは「日本で○○を勉強したい」と目的があって、勉強していた人との差は、来日後の勉強に歴然と現れてきます。。

(日本に来て、日本語での)勉強に、愕然となって頑張るか、適当にわかると言葉の欠けらを拾って自己満足しているか、あるいは(わからなくても)、なんとも思っていないか…この差は大きい。

タイからの学生は、初対面ながら、身を乗り出さんばかりに、こちらに向き合い、話そう、話そうとしていました。十年前に勉強していたけれども、だいぶ忘れたと言いながらも、おそらく将来の設計がきちんとできているのでしょう。その上での留学というのがよくわかりました。

スリランカとタイからの学生と、ベトナムからの学生と、あまりに差があったので、これからのことを思わず、考えてしまいました。これが杞憂に過ぎなければいいのですが。

日々是好日
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