ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

へびの生き作り

2023年04月15日 20時37分21秒 | 食の話
去年は今日が初蛇だとか・・・
ところが今年は昨日が初蛇。
毎年毎年同じように暮らしているんだね。

そしてまたまた今年も蛇とはお友達になれそうにもない。
やっぱり毎年毎年、初めて蛇にお会いするとどっきりするよ。

う~~~ん、どうしたもんだろうねぇ~
やっぱりここは蛇料理だよ。
最初はめちゃくちゃ抵抗はあるけど、
滅茶苦茶勇気はいるだろうけど、
思い切って食べたらきっと蛇に慣れるに違いない。
きっと味は淡泊、鶏みたいに淡泊、料理で生きる、そんな味だろう・・・そんな気がする。
そこで大切なのは蛇料理、料理の仕方。
どんな料理にするのか、ここが試案のしどころだ。

・まずは誰でも考えるのはウナギだ。
そうそうウナギのかば焼きをまねて蛇のかば焼きを食べてみよう。
味が鰻と違って淡泊なのでこってりしたたれをつけて焼いてみよう。
たちまち香ばしい匂いが立ち込める。
すぐにこのまま食べたいところだけど、
慌てるな、待ちなさい!
ここで問題なのは蛇の皮、ウナギと違ってとっても皮が固い。
このまま食べてもいいのだけど、
通はこの硬さ!この歯ごたえ!がなんともいえぬ!なんて向きもあるけど、
まずはやっぱり皮をむいて食べるのをおすすめしたい。
そして十分に蛇の味を満喫しながら、箸休めに酒を酒を飲もう。
酒瓶に大きなマムシが恨みったらしく、こちらも睨んで浸っている酒を。
残った皮はから揚げにしていただこう、これは絶対酒の肴に合う。
そして肴というと、やっぱりそれは・・・

・生の血と肝臓。この道の通にはにこれは欠かせない。
これを食べないと蛇を食べた気がしない。
血をグラスになみなみと注いでぐっと飲む、
そして生の肝臓を、血まみれの肝臓をそのままニンニク入りのたれにつけて、食べる。
するとたちまち勢力旺盛、いかんいかん!このまま家に帰られぬ!
たちまち何軒かそれなりの所にはしごして、それなりのことをそれなりにやらずに済むべきかぁ~~~!
なんて気になってくる。

・でもまあ、お客さん、お静かにお静かにまだまだ蛇のフルコースは残っていますよ。
次はメーン・ディッシュ蛇の生き作り。
大きな蓋つきの皿を開けると大きな蛇がとぐろを巻いている。
そして回りを小さな蛇がうじゃうじゃ・・・
思わ、ずぎゃぁ~~~!!!
いかんいかん!冷静に!!
へびが逃げるよ~~~ほらほらテーブルのあちこちに、足の下にも蛇が逃げると、捕まえにゃ、捕まえにゃ~
出汁を入れた皿を片手に追いかけまわす。
そして捕まえたら出汁に浸してそのまま飲み込む。
食道で胃の中で暴れまくってる往生際の悪い蛇に向かって、
う~~~ん、どうだぁ~参ったかぁ~~~!
この快感この快感がなんともいえぬ。

・さて次には蛇の吸い物。
へびの頭が2~3匹汁の底でこちらをにらんでいる。
それを見ながらうんうん、立派に往生してね。
来世は蛇なんかに生まれてくるんじゃないぞ・・・
と、念仏の一つもあげたら、いよいよ最後は蛇のデザート。

・何が来るかなぁ~・・・へび羊羹?へび最中?それともへび大福?
それがそのまま蛇の砂糖漬け!
ちょっとこれって生な生ましくない?
でもまあそれなりに食べれぬこともない。

こうして蛇のフルコースは終わったのだった。
さてこれで蛇に慣れましたか?
いえいえちっともなれませぬ。
やっぱり蛇はおことわり!
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