ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

旧正月

2013年02月11日 09時22分59秒 | 田舎暮らし
昨日は旧正月。
昨日から新春。
旧暦と言うというと新暦よりも1ヶ月ほど遅いというイメージがあるけど、
季節の感覚から言うと昔は今よりも逆に1ヶ月早い。

1月~3月が春
4月~6月が夏
7月~9月が秋
10月~12月が冬。
今年のカレンダーだと
2月10日~ 春
5月10日~ 夏
8月7日~ 秋
11月3日~ 冬

水仙や蝋梅が咲く頃、梅まもなく咲き始める頃、春。
新暦の1月1日に初春なんてピンと来ないけど、2月10日だったら、まだ寒いけどもう春の気配、春が来た!と言う感じになる。

卯の花が咲きだす頃、ホトトギスが鳴き出す頃、夏。
日差しは明るくもう夏の予感。
梅雨の6月を水無月と言うのは不思議な感じがするけど、今のカレンダーだと7月が水無月、
それならわかるような気がする。
ツクツクボウシが鳴き出す頃、盆を迎える頃、秋。
海にはくらげが出て、もう海水浴にもいけなくなる・・・
アサガオが秋の季語と言うのもわかるような気がする・・・

木の葉も赤く黄色く色づき始める頃、霜が降りる頃、冬。
こうしてみると旧暦は日本の四季にぴったり合っているし、1年間でぴったり四季が収束する。
新暦は日本の四季とは何の関連もない暦。
旧暦の季節の感覚をいつまでももっていたいものだ。
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SPレコードコンサート

2013年02月11日 09時15分52秒 | 音楽の話
町の図書館にSPレコードコンサートを聴きに行った。
急に雨降り音を聞きたくなったから・・・
乾いたCDよりも湿ったレコードの音が大好きだ。

会場にはりっぱな蓄音機が2台。クレデンザとHMV-194という機械がおかれていた。
子供の頃はすでにLP時代が始まっていたけど、それでも家庭用の携帯用の小さなSPの蓄音機がある家も多かった。
LP時代のサファイヤやダイヤの針と違って、毎回鉄の針を取り替えて聞く、聞いてるうちにスピードが落ちてきてあわててハンドルをぐるぐるまわす。
そんな光景をまだ覚えている。
高校時代はよくレコードを聴いた。
CDと違ってレコードも針も聞くと磨り減ってくる。
それでよく聞かないと損だ!と言う気になって、真剣に聞いたものだ。
CDになってからは実にいい加減に聞いている。
それで題名もなかなか覚えられない。

ところでSPレコードコンサートの話。
意外に会場は人でいっぱいだった。
若い人はいなくて皆、それなりにそれなりの人。
普通のコンサートとは違う客層だった。

曲は映画音楽、ジャズ、シャンソン、タンゴ、クラシックにまたがり、誰でも知ってる有名なキ曲ばかりだった。
音は?
それが音量、音質・・・びっくりするくらいいい音が出ていた。
とりわけHMV-194がすばらしかった。
電気で動いているわけではない。
ハンドルをぐるぐるまわしてゼンマイでレコード盤をまわし、拡声器で音を大きくするだけの装置。
それなのにとっても大きな音が出るのにはびっくりした。

SPの復刻版をLPのステレオで聴くと、聞くに堪えない音が出る。
そんなイメージでSPレコードコンサートを聞き行ったのだけど、
SPレコードを蓄音機で再生するとぜんぜんちがって何の違和感も感じない。
雨降り音も気にならない。
往年の名演奏がよみがえってくる。
ダミアの暗い日曜日、ピアフのバラ色の人生、グレンミラーのムーンライト・セレナーデ、そして、巴里祭や第3の男やエデンの東・・・などの懐かしい映画音楽。
とりわけハイフェッツのバイオリン演奏のツゴイネルワイゼンが良かった。
ハイフェッツってたしか初めて聞いたと思うけど、すばらしい演奏だった。

というわけで、また行こう!!
今まで知らなかったけど今度でこのコンサート4回目らしい・・・
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