ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

コーヒー?紅茶?ココア?

2011年01月20日 18時38分36秒 | 食の話

「コーヒーがすき?紅茶がすき?」
と聞かれると、「ココアがすき」と答える。
「コーヒーにする?紅茶にする?」
と聞かれると紅茶にする。
でも自分で入れるとなるとたいていコーヒー。
コーヒーは大して好きでもないけど面倒くさく無くていい。
インスタントコーヒーだったら何も残らない。
コーヒーよりも紅茶のほうが好きだけど、パックの後始末が面倒であまり飲まない。
ココアはミルクと砂糖を入れて沸かすのが面倒で自分で入れて飲むことはまずない。
でも好きなのはココア。
でも不思議なことに喫茶店でも自宅でもあまり飲む人はいない。
何の栄養も無いコーヒーや紅茶に比べてココアは栄養たっぷりなのに・・・
それに手もかかってるので飲むとなんか得したような気分になれる。
でもやっぱり喫茶店ではココアは頼みにくい。
男が一人で入って「ココア」といったら、なんか変な人と思われないだろうか?
それにコーヒーや紅茶ならメニューを見ないで注文するけど、ココアはどうしてもチラッとメニューを見てしまう。
そしてコーヒーや紅茶よりいくら高いか確かめてから注文する。
それがまた面倒くさい。
それにみんながコーヒーを注文しているときに一人だけココアを頼むのがなんか店の人に悪いような、なんかいけないことをしているような気になってくる。
でも不思議にも紅茶だと一人だけ注文しても少しも悪いとは思わない。
それにコーヒーだと何もついてこないけど、紅茶だとレモンがついてくるので得した気になる。
それに感心な店なら紅茶がポットに入ってくるので2杯飲める。
でも何人かで入ったときは頼むのは流れに任せてやっぱりコーヒー。
そのほうが気楽でいい。
頼むのもひとこと「ホット」といえばいい。
なんで「熱い!」といってコーヒーが出てくるのだろう?
紅茶だってココアだって熱いじゃないか。
・・・なんて考える間も無く当然のようにコーヒーが出てくる。
その無愛想さが、そのわけのわからないところがいい。
というわけで、コーヒー?紅茶?ココア?
どれも捨てがたい。
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田舎暮らし断想~虹

2011年01月20日 09時30分54秒 | 田舎暮らし

この町に住むようになったのはほんの偶然でたまたま物件があっただけの話だけど、
この町は以前に仕事で何度か来たことがあった。
そのときの印象は・・・
川沿いに集落がぽつぽつとあるだけの面白くないうらぶれた田舎町、どうしてこんなところにみんな住んでいるのだろう?
という、ものだった。
まさかこんな町に自分が住むことになろうとは思わなかった。
というわけで決めるときは~すぐ決めた割には、とっても気が重かった。
誰も知った人がいないところで果たして暮らしていけるのだろうか?
帰りの電車の中で知らない人が見たらきっと「なんか不幸があったのだろう」と思っただろう。
そんな暗い表情をしていたに違いない。

決めたポイントはいくつかあった。
集落の一番奥で、あまり目立たない
畑は家に隣接していたので通勤時間がかからないし、ほかのところから隔離されていたので、何をやっても笑われることなく好きなことができる。
畑の間に沢が流れてて、セリや山葵が自生してきれいな水が流れていた。
畑はすっかりススキが原になっていて、それで逆にやる気が出た。そう、平成の開拓団!
JRの駅まで歩いて6~7分でいけたので、車が無くても暮らしていけそうだった(1年間は車なしで暮らした)
意外と都会にも近かったので農業をやるにも適していると思った。
1250坪の土地の地目は宅地・田畑・山林・原野・・・と変化に富んでいた。
集落の平地のそばに突然中山間地が出現する地形が面白かった。
みんなが放棄する中山間地も田舎暮らし派は大好きなのだ。

そして移住してきて開墾が始まった。
日の出から日没まで、ススキを刈り時代物の耕運機で耕した。
体を使うことが、毎日毎日同じ作業の繰り返しがこんなに楽しいとは知らなかった。
荒地が目に見えて耕作地に変わっていく。
やったらやっただけの結果が現れる。
都会のサラリーマン生活ではなかなかこんなふうには行かない。
ストレスが無いわけではないけど、それは自然相手のストレス。
人間相手のストレスとは違って、納得できるストレスなのだ。

こうして数ヶ月開墾と野菜作りに明け暮れてたまに買い物に行くほかは農園に閉じこもったままだった。
集落の人とは挨拶程度、たまに都会からの来客以外はまるで隠遁生活。
でもそのうち、家内がこのままじゃいかんといってボランティアをはじめた。
それから町の人との付き合いが始まった。
それにこちらも有機農業や田舎暮らし派の人、ネットで知り合った人などとの付き合いがぼちぼち始まった。
ボランティアも成り行きでやった。
本当はボランティアするよりもボランティアされる方が好きだったのだけど・・・
こうして地元の人とも次第に交流が始まった。
それで田舎暮らしを始めた人にもお勧めしたい。
ボランティア活動やサークル活動をすることを。
きっと気の会った人が見つかるだろう。

そして田舎に来て数ヶ月たったある日、町に出かけてふと空を見るととってもきれいな虹が出ていた。
まるで子供がクレヨンで書いたかのような鮮やかな虹が。
その虹を見てたら、本当にこの町に来てよかったんだと思えてきた。
コメント (4)
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