ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

山羊はかなしげに

2008年09月19日 05時52分28秒 | 山羊の話
 山羊はかなしげに草は青く

草を食べてる山羊を見て悲しいとはどうも思えない。
山羊はとっても嬉しそうに草を食べるから。
それとも狭い小屋の中から腹を減らして外の青い草を見つめているのだろうか?

でも悲しいのはほんとうは山羊飼いのほうではないだろうか。
いつも山羊にこき使われて、雨の日も風の日も雪の日も休むこともなく餌集めに駆り立てられる山羊飼いのほうでは。
ここのところを山頭火はもうひとつ理解していないようだ。

 照れば鳴いて曇れば鳴いて山羊がいつぴき

この句もほんとうは次のようになるのでは?

 照れば泣いて曇れば泣いて山羊飼い一人
コメント
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