ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

もうひとつの生き方

2007年12月12日 10時16分38秒 | 田舎暮らし
隣の市のはずれに古家と小さな畑を借りて外国人の家族が住んでいる。
暖房はダルマストーブだけ。トイレは汲み取り式。
車も耕作機械も無くすべて手作業で野菜を作っている。
もう今では時代劇でしか見ることが出来ない貧しい小作人のような生活。
でも畑は狭いけど豊かだ。
生活は貧しいけど暮らしの知恵があふれている。

ダルマストーブがとても暖かく感じられた。
このストーブは我が家にあるのと同じもの。
でも我が家のものよりもずっと暖かい。
きっと周りが寒いのでそれだけに暖かく感じたのだろう。
ダルマストーブがまさに持ち場を得たという感じで、ここのストーブは生きていると思った。

庭の鶏がずぶぬれになってぬかるみの中で餌を探していた。
雨宿りする小屋もないのだ。
でも不思議なことに元気そうだった。
風邪を引かないのだろうか・・・?

ここでは人も野菜も鶏も雨の中、とてもたくましく生きていた。
昔はみんなこんな生活をしていたのだろう。
でも今ではみんなすっかり忘れている。
なにか大切なものを。
コメント
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