戸塚真弓 「ロマネ・コンティの里から - ぶどう酒の悦しみを求めて」読了
著者はフランスワインと料理をこよなく愛するエッセイストと紹介されている。ワイン好きが嵩じてロマネ・コンティを生産する村のあるコート・ド・ニュイの丘に別荘を構えるほどになった。そんな人がロマネ・コンティをはじめブルゴーニュのワインや料理について綴ったエッセイである。
ちなみにロマネ・コンティというワインはヴォーヌ・ロマネという村で生産される多分世界で一番高価なワインでどんな安いものでも1本30万円は下らず、平均価格は約160万円もするらしい。
ネットに書かれているロマネ・コンティに関する文章はこんな感じだ。
ヴォーヌ・ロマネ村には6つのグラン・クリュ(第一級)畑があり、
そのすべての畑がブルゴーニュきっての極上ワインの原料となるブドウを生産しています。
それらのワインはラターシュ、リシュブール、ラ・ロマネ、ロマネ・サンヴィヴァン、グランドリュー、そしてこのロマネ・コンティです。
ロマネ・コンティの畑は他の5つの畑に取り囲まれ、「首飾りの中心の真珠」と呼ばれます。
名産地のさらに中心で生産されている超希少なワインということである。そして、師の短編に「ロマネ・コンティ 一九三五」というタイトルのものがあり、僕はこれを読んだことがあるのでたまたまこのワインの名前を知っていただけのことである。
すなわち、僕の生涯で1滴の雫さえ味わうことのないワインである。
僕が飲んでいるワインなどというのは、1本500円以下、今ではほとんどが360円ほどでたまに葡萄の品種が書かれたボトルもあるけれども、いろいろごちゃ混ぜにして作ったようなものばかりで薀蓄を述べるというには程遠い。1,000円を超えるワインも収納庫の下のほうに眠っているけれどもあまりにももったいなくて飲むことができない。昔から高価なルアーを使うのがもったいなくて、タックルボックスの中から出してラインを結ぶことができないという貧乏性なので仕方がない。
そんなことだからこの本に出てくる固有名詞も、産地の名前なのか葡萄の品種なのか、メーカー名なのか、さっぱり区別がつかない。区別がついたところで何か人生の参考になるものでもなくただ、ふ~んとうなるばかりである。
お酒が好きなら、著者の10分の1でもいいからこだわりを持てばいいと言われそうだが、そこもあやしい。
先日、日本酒のバーゲン品が出ていたので買ってきた時の同僚との会話である。
僕はどうも吟醸酒の匂いがあまり好きではなくて、とく料理と一緒に飲むには香りが強すぎると思うので、もっぱら醸造用アルコールを添加してすっきりしたやつが好きなんです。と話をしたら、同僚が、じゃあ、燗酒なんかはどうですか?と聞くので、燗だとやっぱり匂いが強くなるので冷酒で、それもかなり冷やして飲むのがいいんです。と答えると、それって、あんまり日本酒が好きではないということではないのですか?と言い返されてしまった。
自分では糖類とアミノ酸を添加した日本酒は絶対に飲まないぞと心に誓い、最近はかなり崩れつつあるけれども紙パックのお酒も買わない主義であるのでそこはやっぱりお酒には一家言持っているのだと自負をしていたけれども、う~ん、そう言われるとそうとも取れなくもない。純米大吟醸などとなると、到来物でなければ口にすることはないけれどもやっぱり、濃い!!と一瞬ひるんでしまうのだ。
結論は、ただの貧乏性でお酒は酔えればなんでもいいという人間だったのだということだ。
ただ、安いお酒で十分満足できてしまうのだからこれほど経済的なことはないではないかとこれはこれできっと幸せなことなのだ・・・。
著者はフランスワインと料理をこよなく愛するエッセイストと紹介されている。ワイン好きが嵩じてロマネ・コンティを生産する村のあるコート・ド・ニュイの丘に別荘を構えるほどになった。そんな人がロマネ・コンティをはじめブルゴーニュのワインや料理について綴ったエッセイである。
ちなみにロマネ・コンティというワインはヴォーヌ・ロマネという村で生産される多分世界で一番高価なワインでどんな安いものでも1本30万円は下らず、平均価格は約160万円もするらしい。
ネットに書かれているロマネ・コンティに関する文章はこんな感じだ。
ヴォーヌ・ロマネ村には6つのグラン・クリュ(第一級)畑があり、
そのすべての畑がブルゴーニュきっての極上ワインの原料となるブドウを生産しています。
それらのワインはラターシュ、リシュブール、ラ・ロマネ、ロマネ・サンヴィヴァン、グランドリュー、そしてこのロマネ・コンティです。
ロマネ・コンティの畑は他の5つの畑に取り囲まれ、「首飾りの中心の真珠」と呼ばれます。
名産地のさらに中心で生産されている超希少なワインということである。そして、師の短編に「ロマネ・コンティ 一九三五」というタイトルのものがあり、僕はこれを読んだことがあるのでたまたまこのワインの名前を知っていただけのことである。
すなわち、僕の生涯で1滴の雫さえ味わうことのないワインである。
僕が飲んでいるワインなどというのは、1本500円以下、今ではほとんどが360円ほどでたまに葡萄の品種が書かれたボトルもあるけれども、いろいろごちゃ混ぜにして作ったようなものばかりで薀蓄を述べるというには程遠い。1,000円を超えるワインも収納庫の下のほうに眠っているけれどもあまりにももったいなくて飲むことができない。昔から高価なルアーを使うのがもったいなくて、タックルボックスの中から出してラインを結ぶことができないという貧乏性なので仕方がない。
そんなことだからこの本に出てくる固有名詞も、産地の名前なのか葡萄の品種なのか、メーカー名なのか、さっぱり区別がつかない。区別がついたところで何か人生の参考になるものでもなくただ、ふ~んとうなるばかりである。
お酒が好きなら、著者の10分の1でもいいからこだわりを持てばいいと言われそうだが、そこもあやしい。
先日、日本酒のバーゲン品が出ていたので買ってきた時の同僚との会話である。
僕はどうも吟醸酒の匂いがあまり好きではなくて、とく料理と一緒に飲むには香りが強すぎると思うので、もっぱら醸造用アルコールを添加してすっきりしたやつが好きなんです。と話をしたら、同僚が、じゃあ、燗酒なんかはどうですか?と聞くので、燗だとやっぱり匂いが強くなるので冷酒で、それもかなり冷やして飲むのがいいんです。と答えると、それって、あんまり日本酒が好きではないということではないのですか?と言い返されてしまった。
自分では糖類とアミノ酸を添加した日本酒は絶対に飲まないぞと心に誓い、最近はかなり崩れつつあるけれども紙パックのお酒も買わない主義であるのでそこはやっぱりお酒には一家言持っているのだと自負をしていたけれども、う~ん、そう言われるとそうとも取れなくもない。純米大吟醸などとなると、到来物でなければ口にすることはないけれどもやっぱり、濃い!!と一瞬ひるんでしまうのだ。
結論は、ただの貧乏性でお酒は酔えればなんでもいいという人間だったのだということだ。
ただ、安いお酒で十分満足できてしまうのだからこれほど経済的なことはないではないかとこれはこれできっと幸せなことなのだ・・・。
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